KASHIWAYA Writing Club

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ネクタイの定番・おすすめブランド 16選

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今回紹介するのはネクタイです。会社員の人なら必需品ですが、どうせなら高品質でオシャレなものを身につけたいですね。また、女性の方は男性へのプレゼントとして鉄板なアイテムでもあります。誰もが知るような所謂ハイブランドのネクタイも喜ばれると思いますが、ネクタイに特化した専業ブランドのものは値段と質のバランスが良く、上品なプレゼントになると思います。ここではネクタイを中心とした専業ブランドの紹介をしていきます。

FAIRFAX
(フェアファックス)

1976年に創業した日本のファッションブランド。ネクタイは勿論、シャツも人気があります。ブリティッシュアメリカントラッドなどに東京のテイストをミックスしたドレスアップスタイルを提案。ブランド名の「フェアファックス」はアメリカ・ワシントンにある「フェアファックスホテル」に由来しています。ネクタイの締め心地のために厳選された素材の使用、ウール100%の芯、ハンドメイド、メイドインジャパンが拘りとなっています。

他ブランドよりもリーズナブルながら高品質で、無地のソリッドタイやクラシカルな色合いのストライプ柄が人気。スーツを着用する人なら誰でも、特に新社会人やまだ手持ちのネクタイが少ない人に喜ばれるのではないでしょうか。

  • 9,000円~

FRANCO BASSI
フランコバッシ)

1973年にイタリア北西部にある世界的に有名なシルクの生産地、コモにて設立されたネクタイブランド。創業当初はメンズ生地を中心に3人の職人のみでスタートした同ブランドは、クオリティの高さが評判を呼び、次第にイタリア国内のみならずヨーロッパ全土にその人気を拡大していくことになります。ファミリー経営を基盤とし、手裁断と手縫製による生産と時代の空気を取り入れるトレンド性の高さが特徴。シーズン毎に約300種類ものデザインを発表し、冬はウールとカシミヤ、夏はシルクやリネンなど天然素材にこだわり現在も縫製は100%イタリア・コモで行なわれています。

クラシカルで上品な色合いと少し派手めな柄が、Vゾーンに程よい華やかさを演出します。セレクトショップではビームス等で取り扱いあり。

  • 12,000円~

DRAKE'S
(ドレイクス)

1977年イギリス・ロンドンのクラーケンウエルで創業したネクタイブランド。当初はマフラーを制作していましたが、やがてネクタイやチーフを作るようになり、今ではこの2つがドレイクスの代表的なアイテムです。セブンスレッドシルクと呼ばれる英国の有名ファクトリーで生産されるドレイクス用の織物は、高級な撚り合わせをした糸を使っており、どっしりとしたボリューム感のあるシルクです。さらに厚手でソフトなウール芯地を重ねて一本一本手作りで作られています。このようにして作られたネクタイは締め心地もよく、シワもすぐにとれ長時間使っても苦にならず頻繁に使っても崩れません。

デザインも英国の伝統を受け継いだトラディショナルな柄に斬新な色やモチーフを組み込んだものや、素材のよさを引き立たせる極めてシンプルなものまで幅広い。特に有名なのが50ozソリッドタイで、どっしりねっとりとした重みのある感触は他ブランドにはないものです。

  • 24,000円~

TIE YOUR TIE
(タイユアタイ)

1984年に創業者フランコ・ミヌッチ氏がフィレンツェに小さなお店「タイユアタイ」を構えたのが始まりの紳士服ブランド。ブランド名通り、ネクタイは非常に高品質で、全て昔ながらの手法によりフィレンツェの職人によって折られています。昔の生地を染め直したり、アーカイヴの生地コレクションからインスピレーション受け特注したり、トレンドに左右されない独自の素材を多く扱っているのです。

特に有名なのが、セッテピエゲ(Sette Pieghe)という、芯地を使わず通常の倍の生地を7枚におって縫製しているネクタイ。通常のネクタイと違い、柔らかく広がりのある優雅な風合いが、ファンをひきつけて離しまん。まるでスカーフを首に巻いているかのような軽やかな雰囲気を持っています。

実物を手に取ってみたいところですが、取扱店が少なく、首都圏では青山の直営店と横浜の高島屋新宿伊勢丹などで取り扱いがあります。

  • 27,000円~

E.MARINELLA NAPOLI
(マリナッラナポリ

1914年にイタリアのナポリで創業したネクタイブランド。創業者のエウジェニオ・マリネッラがネクタイの小さな工房を開いたのが始まりです。マリナッラは当時イタリアで空前のブームとなっていた英国製品を輸入・販売することで繁盛するようになります。ナポリスタイルにブリティッシュなテイストを取り込んだというのが、このブランドの大きな特徴です。

イタリアで最もエレガントなネクタイとの呼び声も多く、それは着用する顧客達の影響が強いと思われます。各国の国王や大統領、政治家・企業家・文化人・俳優など数々の著名人が認め、愛用しています。1994年にナポリで開催されたG7先進国首脳会議にて、会議に出席した各国首脳へ6本のマリネッラのネクタイを贈呈品としてプレゼントしたのは有名なエピソードです。

特に人気なのが、ネイビーなど落ち着いた色のベースにプリントされた小紋柄のネクタイ。36ozのヘビーシルクをナポリの自社工房で仕立てており、締めやすく、シワの復元も早いです。六本木と丸の内に直営店があり、伊勢丹新宿と日本橋三越で取り扱いがあります。

  • 24,000円~

 

Nicky
(ニッキー)

1920年に創業したイタリアのネクタイブランド。創業者のジョン・ニッキー・チーニはエジプトで旅行した際に目撃した色とりどりのアフリカン・カラーにインスピレーションを受け、これまでにない色彩のネクタイを作りたいと考えるようになりました。当時まだダークカラーを身につける男性が多い中で、カラフルなネクタイを提供した功績は非常に大きいと言えるでしょう。

ニッキーは創業当初から職人によるハンドメイド生産に拘っており、今でもミラノの工房で一つ一つ手作業でネクタイを作っています。他のブランドでは売りにもなっているセッテピエゲを生産せず、3つ折りのネクタイに拘る姿勢をとっています。

現在の3代目社長ベンドーニ氏は美術品や建築の造詣が深く、エレガントな感性の持ち主であり、1940~50年代の男性のエレガンスを現代に表現したいとの思いを抱いています。それもあり、現在のニッキーのネクタイは色鮮やかでありながらも、控えめで品の良いネクタイを多く生産しています。価格も比較的リーズナブルで、トゥモローランドユナイテッドアローズなどのセレクトショップの他、伊勢丹新宿などの百貨店でも取り扱いがあります。

  • 12,000円~

LUIGI BORRELLI
(ルイジボレッリ)

1957年、イタリアのナポリでシャツメーカーとして創業したブランド。平面的で硬い縫製のシャツしかなかった時代に、人体を徹底的に研究し、ミシンとハンドワークを使い分けながら、極上の着心地のシャツを完成させました。熟練した職人がゆとりを持ちながらも丁寧に縫い上げるシャツは、ナポリシャツの代名詞として現在まで世界中で愛されています。現在はニットやデニムも展開するトータルブランドとして人気です。

自身の作る最高のシャツに合わせるための最高のネクタイは、真ん中を縫い合わせていくという繊細で難しい独特の縫製法によって作られています。この独特の縫製法と仕上げのアイロンワークによって、適度なふくらみがあって締めやすいネクタイが作り出されます。また、ナポリを感じさせる鮮やかな色彩と柄で、多くのファンを魅了しています。

青山・銀座・丸の内にある直営店の他、バーニーズニューヨーク伊勢丹新宿などで取り扱いがあります。

  • 17,000円~

MEROLA
(メローラ)

1870年、イタリア・ナポリで創業したネクタイとグローブのブランド。そのネクタイは映画「ローマの休日」を始め、ハリウッド映画でも度々使用されてきました。決して流行に左右される事無く、長い歴史の洗練を経て行き着いたクラシックなスタイルを踏襲し続けるという哲学の下、完全ハンドメイドを実現しています。メローラのネクタイは、裁断・縫製・仕上げに至るまで、全ての工程を専門職人が行っていため、よく見るとステッチの幅が不均等だったり、剣先の左右の長さが微妙に異なっていたりします。雑な作りにも見えますが、これが味わいとなり、マシンメイドのネクタイにはない独特の雰囲気を生み出しています。

代表的な50ozシルクを使用したネクタイは、しっかりとした厚みと量感があり、しなやかで締めやすく一日中していても緩みません。ノットの美しさは言うまでもなく、サテンのような優雅な光沢、深く絶妙な発色が特徴です。南青山にあるコンドッティというショップで取り扱いがあります。

  • 19,800円~

Holliday & Brown
(ホリデイアンドブラウン)

1919年、創業者のオーブリー・ブラウンがシルクネクタイを扱うショップをオープンしたのが始まりのネクタイやチーフを軸としたブランド。その後1926年に会社化し、当時は生地デザインを専門に手掛けていました。全工程手作業のフルハンドメイドによるネクタイ製造し高い評価を受け、そのプリントの美しさと品質の高さは、近年プラダにフィーチャーされ復刻するなど最高の評価を受け、世界中の一流セレクトショップから支持されています。2000年からはシルクの産地で有名なイタリアはコモのマンテロ・セタ社にブランドが受け継がれ、世界中のジェントルマンの首元を飾り続けています。

同ブランドの洗練されたデザインは世界的に有名で、その一つにコチラのフラワーモチーフがあります。ブラックのベースに花をあしらい、さらに花びらや葉にハウンドトゥースを重ねるという洒脱なプリント柄です。生地デザインを専門に手掛けていただけあって、他にはない珍しいプリントが魅力です。

ビームスユナイテッドアローズなどで取り扱いがあります。

  • 17,000円~

Seaward & Stearn
(シーワードアンドスターン)

2002年にイギリスで創業したネクタイブランド。創業者は、ネクタイ製造に従事する家系に生まれ、ターンブル&アッサーのデザインディレクターを務めたこともあるマーク・スターンと、長くネクタイ業界で活躍してきたゲイリー・シーワードです。歴史が浅いブランドでありながら、20世紀初頭に遡るセブンホールズなどの伝統的手法を取り入れているのが特徴で、プリント生地は1700年代からシルクで名高い地域でハンドプリントを得意とするアダムリー社製の最高級品だけを使用し、デザインだけでなく素材にもこだわりを見せています。

ブランドカラーはパープルとピンクで、ネクタイのどこかにこの2色を隠しています。ネクタイの大剣と小剣の裏にはこの2色がデザインされていたり、表地もパープルとピンクを濃度を変えて配色していたりするので、生地の発色には強いこだわりを持っていると言えます。

伊勢丹新宿やバーニーズニューヨークで取り扱いがあります。

  • 13,000円~

 

BREUER
(ブリューワー)

1892年にウィーンで誕生したネクタイブランド。ネクタイ製造を最初期に始めたメーカーの一つとして知られています。オーストリアのウィーンが最初の拠点で、その後ベルギーへと移り、第二次世界大戦終戦以降はフランスのニースに本拠地を移しています。ブリューワーのネクタイ製造は、柄の位置に配慮した生地のカッティングや、カンヌキ止め部分の手縫いなど、細かい工程までクオリティを追求した職人技術で高い評価を獲得しています。

天然素材の中でも特に地厚な生地のみを採用し、そのネクタイは非常に結びやすく、ほどけにくいという特性を持ちます。さらに綺麗で崩れにくいディンプルを作ることができ、プレーンノットのようなシンプルな結び方でも、自在に結び目のボリュームを調整することを可能なのです。南フランスの果実を表現したトロピカルカラーや、地中海を彷彿とさせるブルーを基調としたコレクションが特徴です。

バーニーズニューヨークの他、阪急有楽町や伊勢丹新宿、池袋西武などで取り扱いがあります。

  • 15,000円~

personality
(ペルソナリティ)

1966年イタリアのミラノにて設立した、良質の織物やプリント生地をハンドメイドでネクタイやスカーフに仕立てているブランド。シルクやカシミヤ・ウール・綿・麻などの高品質で独自性の高いファブリックを継続的にリサーチし、手縫い仕立てや5つ折り・7つ折り仕立て、個性的な芯地など様々なスペシャルモデルを丁寧な仕事で作り上げています。現在は自社ブランドだけでなく、世界の名だたるブランドのネクタイを手掛けるメーカーでもあるのです。

ビームスユナイテッドアローズ等で取り扱いがあります。

  • 15,000円~

 

Mattabisch
(マタビシ)

2004年にナポリにて創業されたネクタイのブランド。創業者であるサルヴァトーレ・パオーネは、「Kiton」のオーナーであるチロ・パオーネの弟に当たり、ブランド名はCiroPaone社が生地卸をしていた時代、南米向けに使用していたレーベルに由来します。またこのことからKitonとは密接な関係にあり、Kitonが使用する豊富な高級生地のクオリティと同等のネクタイを、非常にリーズナブルな価格で手に入れることができます。

生地のチョイスは、微妙な織り地の変化、縦糸と横糸のカラーバランス、配色のコントラスト、太さやボディの微妙なシルエットなどを変化させる事で、新鮮でありながらモダンなクラシックを表現しています。張りのある柔らかい生地は締め心地もよく、きれいなディンプルを作りやすいです。

  • 18,000円~

 

stefanobigi
(ステファノビジ)

1938年に設立された、ミラノで三代続く老舗ネクタイメーカー。全てのネクタイの製作は北イタリアのミラノにおいて裁断、手縫い縫製、品質チェック、出荷作業という生産体制をずっと守っています。 ネクタイに使われる素材は北イタリアのコモまたはイングランドの伝統的な素材で構成されています。また、名だたるネクタイブランドの生産も請け負っており、品質の高さに加え、都会的で洗練されたデザインを常に供給しています。

手縫いの部分は、ミラノ在住の女性アウトワーカー12人が自宅に持ち帰り内職で仕上げています。出来高制ではなく社員として給料制を取ることで、無理な生産ノルマを課すことなく、製品の品質を保っています。

色合いとしては明るめのネイビーに定評があり、柄はアメリカ的な強いコントラストではないストライプが好きな人におすすめのブランドです。

ビームストゥモローランド、バーニーズ・ニューヨークなどのセレクトショップ、また伊勢丹新宿でも取り扱いがあります。

  • 16,000円~

STEFANO RICCI
(ステファノリッチ)

1972年、イタリア・フィレンツェで創業したネクタイを中心としたブランド。創業者のステファノ・リッチはクラシコイタリア協会の初代会長を務め、イタリアファッション界の発展に貢献し、それらの活躍によりアメリカ・ヨーロッパを中心に世界中で高級ブランドとしての地位を確立しました。現在では、トータルブランドとして世界に19店舗の直営店を展開しています。

ここのネクタイと言えば、1994年に誕生した「ネクタイの姿をした芸術品」と呼ばれるプリーツタイです。ネクタイを結ぶことによって、プリーツ部分が開き、普通のネクタイにはないリズミカルな雰囲気がでるのが特徴です。また、生地は上質シルクを通常の3倍使用しているため、長年着用してもプリーツがほつれづらく、他にはない感動の締め心地を与えてくれます。ただしビジネスシーンには向かないネクタイです。他にはバブルドット柄やさりげないストライプ柄、ペイズリー柄にも定評があります。

神戸三宮のクインクラスコ、日本橋三越伊勢丹新宿などで取り扱いがあります。

  • 29,000円~

Ermenegildo Zegna
(エルメネジルドゼニア)

1910年にトリヴェロという小さな町で創業した当初はテキスタイルメーカーのブランド。1930年代に高品質の毛織物の生産をスタートし、これにより紳士服の生地で徐々に有名になっていきます。そして1980年代に現CEOの孫、エルメネジルド・ゼニア(創業者と同名)が既製服部門の責任者に就任したことで、高級衣服の生産工場としてだけではなく、ブランドとしても成長していきます。他ブランドの製造も手がけ、トム・フォードがブランドを立ち上げた際のコレクションも手掛けていました。

オーソドックスなネイビーやグレーカラーの他、ターコイズブルーや鮮やかなレッドなどをとりいれた、力強い華やかさもゼニアの特徴です。元々テキスタイルメーカーであったことから生地の品質は高く、そのツヤとぬめり感には定評があります。

銀座の直営店や西武渋谷、日本橋高島屋、丸の内にストアが店舗があります。

  • 14,000円~