KASHIWAYA Writing Club

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ファティーグパンツの定番・おすすめブランド 10選

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今回はファティーグパンツを紹介します。ファティーグとは軍隊における労働・作業着といった意味があり、米軍が作業用として採用していたフロントやバックに外付けのポケットが設けられたワークパンツを指します。このパンツの原型はパン職人(ベイカー)の仕事着であったことから、別名ベイカーパンツとも呼ばれています。ゆったりとしたシルエットが特徴で、カーゴパンツ程ミリタリー色が強くないこともあり、非常に使いやすいアイテムです。

Stan Ray
(スタンレイ)

「Earl's Apparel」という会社のワークウェアライン。同社は「GUNG HO」というウェアブランドも展開しており、兄弟ブランドのような関係です。30年以上にわたってアメリカ製にこだわり続けるブランドで、「COMFORT」「STYLE」「DURABILITY」「QUALITY」「LONGWARING」「EASY CARE」の6つの言葉をコンセプトに今でも質実剛健な作りとリーズナブルな価格で多くの支持を得ています。

#1101P

スタンレイの4ポケットファティーグパンツはフロントやバックに外付けのポケットがあり、バックポケットにはフラップ付いているのが特徴的です。シルエットは太すぎず細すぎないシルエットで長く愛用して頂けます。軍物によく使われる光沢のあるコットン素材を裏返しに使ったバックサテンを使用しており洗いこむほどに味が出てきます。

  • 11,000~12,000円
  • カーキのみ
  • GUNG HOと同じ仕様

#1802

こちらは100%コットンのしっかりとしたダック生地を使用したファティーグパンツ。生地の雰囲気、発色が抑えめであることやセンタープリーツが入っていることから、ワーク寄りのアイテムに仕上がっています。

  • 11,000~12,000円
  • 2色展開
  • GUNG HOと同じ仕様

GUNG HO
ガンホー

スタンレイと同じ会社が展開するブランド。「スタンレイ」はワーク、「ガンホー」はミリタリーとハンティングという大枠で使い分けられています。

#1101P

スタンレイのものとデザイン・仕様含め、作りは全く同じになっています。バックポケットに付いているブランドタグのみ違うので、好きな方を選びましょう。

  • 11,000~12,000円
  • カーキのみ
  • Stan Rayと同じ仕様

#1802

こちらもスタンレイのものとデザイン・仕様含め、作りは全く同じになっています。で、好きな方を選びましょう。

  • 11,000~12,000円
  • 2色展開
  • Stan Rayと同じ仕様

BURGUS PLUS
(バーガスプラス)

上野はアメ横にある、老舗ジーンズショップHINOYA(ヒノヤ)のオリジナルブランドです。ここのブランドのジーンズに付いてるフラッシャーには「SINCE 1949」と記載があり、ジーンズショップとしてはかなりの老舗となります。ブランド名の「BURGUS」とは中世ラテン語で城砦・城塞を意味しています。ブランドを一国の城に見立て、更なる進化を目指すためにPLUSを合わせたとのことです。

Lot.425 Fatigue Pants

ミリタリーテイストの強いバックサテン生地は、うっすらとした光沢感は高密度に織られている証です。穿き込み・洗濯を繰り返すことで風合いも豊かになるので、ジーンズ同様に育てる楽しさもあります。ステッチは生地と同系色でまとめられ、ボタンも黒のメタルボタンを採用し全てのパーツが調和しています。シルエットは股上が深く、全体的にゆったりとしたシルエットです。

  • 16,000~17,000円
  • 3色展開

orSlow
(オアスロウ)

2005年に仲津一郎氏が設立した、デニムを中心とした日本のブランド。19世紀終わりから20世紀にかけた時期のスタンダードな服、特にミリタリーウェアやワークウェアなど、現在もファッションとして着られる服からインスピレーションを受け、「slow(ゆっくりと)」にデザインしています。めまぐるしく変わっていく現代社会においてゆっくりと手を掛けた物作りを行う。ブランド名は「(or)originalityのあるものを吟味し、(slow)にもの創りする」に由来します。

US ARMY FATIGUE PANTS

ファティーグパンツはブランドを確立したとも言えるオアスロウの定番モデルです。1940年代の米軍初期型モデルを踏襲しており、裾に向けてややテーパードしたゆるいシルエットですが、ロールアップ等を考慮して股上はやや浅めにアレンジされています。ムラ糸の凹凸あるバックサテン生地は洗いこむ程に味わいが生まれます。

  • 17,000~18,000円
  • 2色展開

US SLIM FIT FATIGUE PANTS

上記のファティーグパンツをスリムフィットに変更したモデルです。他にもボタンフライからゴールドのUNIVERSALジップフライに変更されています。

  • 17,000~18,000円
  • 2色展開

Pherrow's
(フェローズ)

「The Real McCoy's」を設立した3人のうちの1人である志村晶洋氏が1991年に設立したアメリカンカジュアルブランド。「レプリカ」という言葉が、世の中に定着しておらず、まだまだメジャーでは無かったその言葉を世に知らしめたという点でフェローズの功績は計り知れません。初期は、主にスウェットやフライトジャケットの復刻をするブランドでしたが、ウエスタン・ワーク系、ミリタリー系、モーター・サイクル系、サーフ系というように、テーマ別に数種類のブランドを展開する東洋テーラーのような形態をとっていました。近年ではそれらをまた「PHERROW'S」へと統合し、統一化したブランドの中で服作りを行っています。

PUPT1

1960年代後期のサープラスユーティリティパンツをモーチーフに、現代風にアレンジした定番モデルです。大きなパッチタイプのポケットが前後で計4つ。腰の両サイドにアジャスターベルトが付いており、1~1.5インチ程度調整が可能です。特徴的なのはシルエットで、通常ドカンと太目のワイドシルエットをすっきりとしたストレートにし、股上も浅めにとってジッパーフライに変更しています。

  • 15,000~16,000円
  • 5色展開

FOB FACTORY
(エフオービーファクトリー)

1995年、繊維産業が盛んな岡山県の児島に創業した日本のブランド。生地・縫製・加工も児島にて一貫して行っています。ブランド独自開発による生地を使用し、縫製は手間を惜しまずに古いアメリカ製ミシンを改造して用いるなど、品質に徹底してこだわり、ベーシックで長く着用できるウェアづくりを目指しています。

F0431

1950年代米軍のファティーグパンツをモディファイした1本。ミリタリーの武骨なディテールは残しながらも、裾に向けてテーパードが効いた綺麗なシルエットです。経年変化を楽しめるバックサテン生地は、程よい厚みでオールシーズン活躍してくれるアイテムです。

  • 14,000~15,000円
  • 3色展開

KOJIMA GENES
(児島ジーンズ)

1996年に創業された岡山県倉敷市児島のジーンズブランド。児島は古くは江戸時代から繊維産業が盛んな町で、繊維産業の三大要素とも言える「染め・織・縫製」が備わった地域で、日本でジーンズ発祥の地となった町として有名です。そこに息づく職人達の確かな技術と物作りへの情熱は、長年にわたり受け継がれてきました。それはまさに職人達の「GENES (遺伝子) 」であり、それを継承すべく立ち上げたのがこのブランド。価値ある物づくりをコンセプトに、手に取りやすい価格・デザイン性・頑丈と3つの柱を軸として、生地の開発や新たな縫製技術の向上に取り組んでいます。

RNB1201 BASIC BAKER PANTS

ゆったりとした太目のシルエットの外側に縫い付けられたL字ポケットという定番のファティーグパンツ。ボタンは児島ジーンズオリジナルボタンを使用し、ジップは昔ながらのUNIVERSAL社製を採用しています。癖のないシンプルなつくりだからこそコーディネートしやすい1本に仕上がっています。

  • 11,000円前後
  • 4色展開

ARMY TWILL
(アーミーツイル)

ミリタリーウエアがファッションとして普及し始めた当時、その先駆けのストアブランドとして1940年代のアメリカで誕生しました。その後ブランドは終了し、現在ではなかなか目にすることが出来ない希少なヴィンテージウェアとなっています。2020年、MULBERRY社により、過去の普遍的なコンセプトに現代的な解釈を加えたリプロダクトレーベルとして再スタート、未来のヴィンテージを目指した新たなコレクションを展開しています。

21SU5002

柔らかい肌触りが味わえるコットン100%のバックサテン生地を使用。両サイドにはファティーグパンツの特徴でもある、外付けのパッチポケット、後ろにはボタン付きのフラップポケットがそれぞれ2つずつ備わっているので収納性・デザイン性ともに優秀です。ウエストのさりげないロゴがアクセントになっています。

  • 9,000~10,000円
  • 4色展開

ALPHA INDUSTRIES
(アルファインダストリーズ)

1954年にアメリカで設立されたアパレルメーカー。こちらも米軍向けに様々な製品を供給してきた歴史を持ち、1959年に当時の米国防省が軍用ジャケットの見直しを同社に依頼して以降、50年以上に渡って製品を提供してます。現在ではタウンユース向けのアイテムがセレクトショップ等にも並んでいますが、中でも米軍用パイロットが使用するMA-1フライトジャケットは爆発的な人気を誇っています。

TB1035 FATIGUE PANTS

ゆったりとした太めのストレートに外付けのパッチポケット、後ろにはボタン付きのフラップポケットという定番のディティール。生地はムラ糸のコットンバックサテンを使用しており、非常に柔らかく履き心地が良いです。リーズナブルな価格も嬉しいポイントです。

  • 6,000~7,000円
  • 4色展開

HOUSTON
(ヒューストン)

1972年に誕生した日本のミリタリー系ファッションブランド。日本で初めてオリジナルのフライトジャケットを生み出し、その後も数々の国内製ミリタリー商品を製造しています。1974年に発表した「M-51 PARKA」は人気テレビドラマ「踊る大捜査線」で織田裕二さんが衣装として着用し、ヒットになりました。比較的安価に軍用品のレプリカを展開していることもあり、古着屋さんに置いてあるのをよく見かけますね。

1881 RIPSTOP FATIGUE PANTS

薄さと耐久性を兼ね備えたリップストップコットンを使ったファティーグパンツ。リップストップ生地とは通気性と強度を兼ね備えるために5~8mm間隔に補強糸が格子状に織り込まれた薄手の生地で、破れ(Rip)を防止(Stop)する構造が名前の由来です。万が一生地が裂けても補強糸以上の進行を防ぎます。フロントは高品質なYKK製ジッパーを使用したジッパーフライ仕様。ウエストにはアジャスターが設けられており、腰回りの長さを調節することが可能です。股上はやや深めの作りになっています。

  • 5,000~6,000円
  • 4色展開

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