以前紹介した、ダナーフィールドの購入が2019年の12月でしたので、ちょうど2年が経ちました。今回、汚れ落としとオイルメンテナンスを行いましたので、エイジングの具合と合わせて紹介したいと思います。
メンテナンス前の状態
使用状況
真夏以外の土日はほとんど履いています。子供と一緒に公園に行って砂場に入ったり、滑り台を滑ったりしています。また、割と遠くのスーパーに買い物に行くので、1日平均2kmくらいは歩いていると思います。履いた後は風通しの良いところに置いてはいますが、オイルを入れるなどのメンテナンスはほとんどしていません。革靴と違ってそのようにタフな使い方をする靴なんだと言い訳にしていました。
画像
全体です。見てわかる通り、砂場の砂による白っぽい汚れと、トゥ部分に擦れが見られます。
トゥ部分のアップです。そんなにぶつけた記憶はないのですが、知らず知らずのうちにダメージが入ってしまっています。白い汚れは水で簡単にキレイになると思います。
トゥ部分を下から撮りました。ソールも結構削れてしまっています。コバの皮にも砂が付着し、乾燥しているのが分かります。
踵の内側部分です。これは単純に私の歩き方が悪いのでしょうが、おそらく足を上げるときに片方のソールでもう片方の踵を擦ってしまっているのでしょう。歩く度に起こっているので、表面が剥げるまで進行しており、見た目にも格好悪い状態です。
履き口部分です。そこまでではありませんが、足を入れる際や、歩くときに靴下と擦れて、色が剥げてきています。
何にも気を使わずに履いてきたので、各所にダメージがありました。長持ちさせるためにもちゃんとメンテナンスしないといけません。
メンテナンス
水洗い
他の方のブログを見ると、水洗いは避けていることが多かったのですが、その後にオイルを入れる予定ですし、何と言ってもアウトドアブーツなので、そこは大丈夫だろうと思い、ソールの砂を落とすついでにブラシでゴシゴシ水洗いしました。特にベージュのナイロン生地の部分は念入りに洗いました。
水洗い後の写真です。白い砂が落ち、元の皮の色がしっかりと見えるようになりました。こんなに濃い茶色を久々に見た気がします。靴紐の締め付けによる革の剥げも結構ありますね。
しっかりと水が乾くまで、ベランダで干すことにします。ちなみに、全体を水洗いしましたが、靴の中まで浸水することはありませんでした。靴の機能は維持されているようで安心しました。
オイル入れ
いよいよオイルを入れていくのですが、その前にステインリムーバーで細かい部分の汚れを落としていきます。ブラシで水洗いしても意外と汚れは落ち切っていません。しっかり拭いてあげないとダメなようです。そのあとは、全体的にマスタングペースト、剥げてしまっている部分には補色クリームを使っていきます。
ステインリムーバーはこの大きいサイズを購入したのですが、革靴含めて使っていてもなかなか使い切りません。使用期限とかは大丈夫なのでしょうか。
オイル入れ後
オイルを入れた後は浸透するまで一晩おき、それでも残ってしまっているオイルについては拭きとりました。その時の写真です。
メンテナンス前から比べると見違えるようになりました。防水レザーですが、細かい傷などから浸透しているということでしょうか。艶が出て、何となくしっとりした感じがします。
トゥ部分のアップです。剥げていた部分にも色が乗って、あまり分からない程度にはなりました。個人的に気になっている左右で皮の表情が違う件ですが、ある程度は仕方ないのでしょうか。そこだけが残念なところです。
一番酷かった踵部分です。若干色が乗っていないところもありますが、だいぶごまかせていると思います。オイルを入れたばっかりなので、黒くなっていますが、これはしばらくすると、乾いて薄くなっていきます。
横からです。コバ部分の皮にも念入りにオイルを入れて乾燥しないようにしました。砂でソールが白くなっていたので、それが落ちるだけでもかなり印象が違いますね。
2年も履いていると紐もだいぶ毛羽立ってボロボロになってきました。この色も飽きてきたので、次のメンテナンスのタイミングで違う色にしようと思います。次は濃いグリーンが良いかなと思います。
おわりに
普段使いとして久しぶりに履き倒しているブーツです。防水レザーなのでエイジングも何もないかと思いましたが、それなりに良い雰囲気が出てきていると思います。その頃にはソールに限界がきているかもしれません。また、1年後くらいにレビューしようと思います。