KASHIWAYA Writing Club

洋服ブランド・私物紹介・栄養素グラフ・節約など、様々なテーマの記事が集まる執筆クラブ

デッキシューズの定番・おすすめブランド 8選

f:id:ikkiikkiptw:20210821153541p:plain

今回はデッキシューズの紹介です。デッキシューズとは、ヨットやボートなど船の甲板(デッキ)で使用するためのシューズです。その製法やディティールには船の上で使うための様々な工夫が凝らされています。例えば、モカシン製法は靴中への海水の浸入を防ぐための仕様ですし、ヒールキッカー(ヒールカップ外壁に横一文字に施された合わせ縫いのこと)は濡れた靴を脱ぐ際、もう片方の足をここに引っかけて脱ぎやすくするためのディテールです。また、トップを1周するレザーストリングは波に靴をもっていかれないためにトップホールを締める役割があるのです。ボート上で使われていただけあって、ファッションアイテムの観点から見ても夏らしさ溢れる靴として重宝します。

SPERRY TOP-SIDER
(スペリートップサイダー)

1935年にポール・スペリーがアメリカで創業したシューズブランド。船員だったポールが濡れたヨットの上でも滑らないよう、滑り止めのために細かい波模様を入れたゴム底(スペリーソール)を発明し、それがデッキシューズの元祖となったと言われています。創業してまもなくアメリ海軍兵学校に正式採用されており、船乗り用・海軍用のシューズとして生産を続けていましたが、現在では春夏用カジュアルシューズの定番ブランドとして不動の人気を誇っています。

AUTHENTIC ORIGINAL 2-EYE

アッパーにレザーを使用したベーシックなデッキシューズです。甲のアイレット部分からヒールまで360度通されるレザーレースに加え、ソールはもちろんスペリーソールを使用していますので、滑りやすい場所でも快適な履き心地をもたらしてくれます。アースカラーを中心とした合わせやすいカラー展開も嬉しいポイントといえるでしょう。

  • 14,000~15,000円
  • カラーバリエーションが比較的豊富(6色程度)

BAHAMA 2 DISTRESSED

職人によって一点一点手縫いされるTru-Moc構造のデッキシューズ。色褪せた加工のキャンバス素材がいい味を出しており、マリン系以外のコーディネートにもすんなり馴染むデッキシューズではお馴染のトリコロールカラーもあります。

  • 8,000~9,000円
  • 4色展開

SEBAGO
(セバゴ)

1946年にアメリカ・ニューイングランドで創業したブランド。世界的にデッキシューズやローファーの定番ブランドとして知られ、1980年代に発表されたモカシン縫いボートシューズの代表モデル「Docksides」は本国アメリカの大学生や高校生の間で大ブームとなりました。また、当時は米国セーリングチームの靴の公式サプライヤーでした。2012年には東京・渋谷に路面店がオープンしています。

Docksides

1970年代にリリースされ、現在まで続くデッキシューズ。縫い目のない快適さと耐久性を提供する一片で足を包み込むハンドメイドレザーモカシン構造、着実で安全なグリップを確保するノンマーキングラバーソール、海水にも腐食しない真鍮のアイレットなど、セバゴの妥協なき品質とクラフトマンシップへの姿勢が見て取れます。また、アメリカを代表するレザータンナーであるHORWEEN社のクロムエクセルレザーをアッパーに採用したモデルもあります。

  • 19,000~20,000円
  • 4色展開
  • マッケイ製法

Timberland
ティンバーランド

1918年に創業者であるネイサン・シュヴァルツがボストンで靴屋を開業したのが始まりのブランド。その後、1952年に現在のティンバーランド社の前身となるアヴィントン社の株式を買収し、そこから自社ブランドの靴を一流のブランドメーカー等へ卸すようになります。その時はレザーブーツのブランド名だった「ティンバーランド」と1973年に社名として採用しました。元々はハイキングや登山用としての機能的な靴として名を知らしめましたが、やがてヒップホップ系やサーフガールのファッションにとって象徴的なアイテムとなりました。これはニューヨーク・ニュージャージー州コネチカット州アフリカ系アメリカ人の間から始まったもので、特に「#10061」と呼ばれるイエローヌバックのブーツは同社のブランドの中で最も定番なアイテムであると言われています。

2-EYE BOAT SHOES

伝統的な手縫いモカシン製法で仕上げられた本格デッキシューズ。シューレースは蝋引きしてあるので耐水性が増しており、しかも切れにくく丈夫。かかとは浅いですが、シューレースが360度通っているので、しっかり締められフィット感が高くなります。アッパー素材のレザーにはワックスコーティングがしてあり、こちらも耐水性のためです。

  • 13,000~14,000円
  • 1色のみ(ブラウン)
  • セメンテッド製法

3-EYE CLASSIC LUG

マウンテンブーツに装着してあるようなゴツいラバーソールが特徴のデッキシューズ。普通のデッキシューズよりボリュームがあるので、カジュアルにもストリートにも合わせられるアイテムです。

  • 16,000~17,000円
  • 1色のみ(ブラウン)
  • セメンテッド製法

Rockport
(ロックポート)

1971年創業のシューズメーカー「ザ・ロックポート・カンパニー合同会社」の基幹ブランド。フットウェアにスポーツ技術を融合させた先駆者とも言えるシューズブランドで、その機能性の高さには定評があります。1983年、ロックポートの「ウォーキングシューズの快適性を持った新しいレザーシューズを作りたい」という創業時からの願いが叶い、アメリカのシューズメーカーとして初めて、APMA(全米足病学医師協会)から「足のために良い靴」として認定されています。

PERTH

アメトラやプレッピースタイルにフィットする、クラシックなデッキシューズコレクション「Ports of Call」から本格派のデッキシューズです。 ヨーロッパでは25年以上のロングセラーを続けるモデルで、歳月と共に エイジングが楽しめる上質な天然レザーアッパーを採用。 トゥ部分は職人の手によるハンドソーン製法で仕上げられており、耐久性とグリップ力に優れたラバーアウトソールが付けられています。

  • 7,000~10,000円

REGAL
(リーガル)

1902年に日本で創業したシューズブランド。ビジネスシューズ等、革靴の鉄板ブランドとして有名で知らない人はあまりいないのではないかと思います。当時は「日本製靴株式会社」という社名でしたが、1961年にアメリカの「リーガル・シュー」という会社と技術提携を結び、その際にリーガルという名前を残したため現在の社名になっています。ビジネスシューズのイメージが強いですが、カジュアルな靴も多く展開しています。日本のブランドだけあって、日本人の足の形に合わせて作られているのが嬉しいポイントです。

55TR

オーソドックスな2アイレットデザインに味のあるシュリンクレザーを採用し、ボトムにはスポンジ付きのインソールに王道のスペリーソールを合わせクッション性を向上させました。ライニングにもレザーを使いさらりとした感触が心地よく素足にもピッタリです。
リーガルならではのゆったりとした履き心地も魅力です。

  • 15,000~16,000円
  • 4色展開

Danassa
(ダナッサ)

ポルトガルのシューズ工場により生まれたファクトリーブランド。1996年の創業以来、モカシンシューズやデッキシューズを専門に生産してきましたが、2002年にオリジナルブランド「ダナッサ」をスタートさせました。自社ファクトリーで全ての生産工程を行っているため、コストパフォーマンスに優れた製品が出来上がります。別注を多く手掛け、セレクトショップにもここのデッキシューズが沢山並んでいます。

5356

こちらもコストパフォーマンスに優れたスタンダードなデッキシューズ。ソフトなカーフレザーやカラフルなビタミンカラーのスウェードなどヨーロッパのエッセンスたっぷりのデザインが特徴です。

[rakuten:gmmstore:10002569:detail]

Paraboot
パラブーツ

今やどの雑誌にも掲載され、多くのショップに並ぶ、人気のシューズブランド。アメリカがレッドウィングならば、ヨーロッパはこのパラブーツと言えるのではないのでしょうか。独自になめした油分含有率が高い「Lisse LEATHER」をアッパー素材に使用していることが多く、季節や天候を気にせず履くことができる靴です。

BARTH

パラブーツの中で「レバトゥシリーズ」と位置づけられる、所謂デッキシューズのラインアップの1つ。ローファーと同じくアッパー素材に「VOIL LEATHER」という海水に濡れた後急激に乾燥させてもひび割れたり変形したりしない水に強い素材を採用しています。ソールは濡れた路面でも滑らず、足音の出にくい吸盤形の特別な形状をしたオリジナルの物。細かなディティールも拘った、本格派のデッキシューズです。

  • 29,000~30,000円
  • スペイン製
  • マッケイ製法

[rakuten:omake:10000301:detail]

MINNETONKA
ミネトンカ

1964年にアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで創業したモカシンのブランド。創業当初は、主にミネトンカ湖や海岸線沿線の土産物ショップで販売されていたが、その後徐々に評判は各地へと伝わり、大々的な広告を打ってはいないものの、ハリウッドセレブたちを火つけ役に爆発的な人気を集めました。ミネトンカの靴は本革素材を使用し、素材の良さを最大限に活かして、機械を使わずに一つ一つハンドメイドで作られているのが特徴です。同じ型番でも一足ごとに微妙な個性が創り出されています。

ミネトンカのシューズがデッキシューズに分類されるかは微妙なところですが、足首を1周するレザーストリングやソールの仕様など、当てはまるモデルも存在するのでご紹介します。

  • 8,000~9,000円
  • モカシン製法

[rakuten:delicious-r2:10000008:detail]