KASHIWAYA Writing Club

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クライミングパンツの定番・おすすめブランド 10選

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今回はクライミングパンツのブランドを紹介します。登山で使用されるパンツのことで、膝下付近までは2重で生地が使われれており、厚手のチノ素材や伸縮性のある生地のものが多く、シルエットはテーパードの効いたアンクル丈のものが多いです。片手で調節が可能なウェビングベルトが特徴的で、垂らしたベルトの先部分がコーディネートのポイントにもなるため、タウンユースとして穿く人も多いです。

GRAMICCI
(グラミチ)

1982年にカリフォルニアで設立されたスポーツウェアブランド。創業者は1970年代はアメリカで「ストーンマスター」と呼ばれ、ヨセミテロッククライミングをリードしてきたロッククライマーのマイク・グラハム氏です。彼は当時のクライミングウエアでは満足できず、独自の手法で機能性に富んだウェア作りを始めました。その中で生まれた「グラミチパンツ」と「グラミチショーツ」がヒットし、クライミングパンツの代名詞的存在として、たちまちアメリカ中に広がり、日本でも受け入れられています。

GRAMICCI PANTS

ブランド名を冠した定番のクライミングパンツです。ヒップ周りにゆとりを持たせ、バックポケットを左右に配置するなど、現代のニーズに合わせ穿き易くアップデートされています。激しい動きにも耐える頑丈なツイル素材を使用し、雰囲気のある表情に染め上げています。ウェストはゴム仕様で片手で調節が出来るベルト付き。更に股下部分は、180度の開脚に対応できるガゼットクロッチ仕様となっています。

  • 9,000~10,000円
  • 7色展開

NN PANTS

代名詞的なパンツで、旧型の「ナローパンツ」よりも股上やヒップ周りをすっきりとさせた「ニューナロー(=NN)パンツ」。名称通りのスマートなシルエットではありますが、ストレッチが効いているため動きやすさは確保されています。前開きでバックポケットは2つ、ストレッチも入っているのでより快適に、スマートにグラミチを堪能できる1本です。

  • 11,000~12,000円
  • 12色展開

Coleman
(コールマン)

1901年にアメリカ・カンザス州ウィチタにて創業した、キャンプ用品全般を扱う総合アウトドア用品ブランド。当初は「機能しなければ支払い不要」をモットーとした、ランプのレンタル業を営んでいました。ランタンの発明や、GIポケット・ストーブを短期間で開発・大量生産したことで、優れた技術と高い生産能力を世界に認められました。960年代後半、キャンプ用品全般に商品ラインを広げ、総合アウトドアメーカーとしての地位を確立しました。

新しく打ち出されたアパレルラインから登場したクライミングパンツ。股上が深く、ヒップからももはルーズなシルエットで、裾にかけて細くなっていくワイドテーパードシルエットです。使用されているコーデュラナイロン素材は摩擦に強く、耐久性の高い生地です。ウエストにはウェビングベルトを施し、イージーパンツのように着脱しやすい仕様です。股下には180度開脚できるガゼットと呼ばれる生地のゆとりが確保されています。

  • 8,000~9,000円
  • 3色展開

Dickies
(ディッキーズ)

アメリカでワークウェア市場の70%のシェアを持つ世界最大のワークウェアブランド。1918年にアメリカ・テキサス州でC.N.ウィリアムソンとE.E.ディッキーの2人によって、前身となるワークウェアの会社が発足しました。1922年には、社名が「ウィリアムソン・ディッキー・マニュファクチャリングカンパニー」に変更され、ブランドとして「Dickies」が立ち上げられました。1940年代になると、アメリカ軍のミリタリーウェアも提供するようになりました。

ストレッチの効いたTCポリコットン素材を使用したクライミングパンツ。ゴムと紐にて調整可能なイージーパンツ仕様のウエスト、180度自然な開脚を可能にしたガゼットクロッチ、片手で簡単に調節できるウェビングベルトなど、クライミングパンツならではの穿きやすい仕様を採用した機能性抜群の1本です。タフなワークチノパンツを動きやすく現代風にアレンジしたモデルです。

  • 9,000~10,000円
  • 4色展開

KRIFF MAYER
(クリフメイヤー)

1966年、愛知県一宮市にて創業したアメカジブランド。当初は、スーツをメインに扱う紳士服のメーカー「加藤商店」としてのスタートでした。創業者の長男・加藤安一氏が社長に就任した1985年よりカジュアルウェアを主力商品としました。古着独特の色合いやヤレ感・デザインを追及し、トレンドとミックスさせたアメカジウェアを世に送り出す中で、丸編み吊り機で作ったレプリカスウェットが大ヒットし、一躍全国に知られるブランドへと成長しました。

非常にリーズナブルな価格で様々なタイプのパンツが展開されていますが、一番人気はテーパードタイプのものです。股上は深めにとられ、ストレッチの効いたツイル素材により、柔らかく動きやすさも抜群です。ウエストやポケット裏地、裾裏のテープには別柄を起用しています。

  • 6,000~7,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)

GERRY
(ジェリー)

1945年、ジェラルド・カニンハム夫妻がニューヨーク州ユティカにて創業したアウトドアブランド。高度成長を背景にアウトドアレジャークライマーの為の機能的なギアを作りはじめ、現在のアウトドアブランドの基盤を築き上げていきました。1953年に人類初エベレスト登頂を達成したエドモンド・ヒラリーや、1963年のアメリカ登山隊のエベレスト登頂に、正式装備として採用されるなど、アイテムは高い品質と機能性を兼ね備えています。苛酷な環境に対応するアウトドアウェアのノウハウを基盤に、ストリートのトレンドを融合させたカジュアルウェアを提案しています。

当ブランドの人気はスキニーテーパードタイプのクライミングパンツ。素材にはしなやかで柔らかく、程よい厚みのストレッチツイルを採用。ウエストには簡単にサイズ調節ができるウェビングベルトを使用し、股部分は180度開脚可能なガゼットクロッチが採用されています。

  • 3,000円前後
  • 5色展開

ROKX
(ロックス)

グラミチの創立者であり、伝説的クライマーのマイク・グラハムが2000年に立ち上げた、パンツを中心としたクライミングウェアブランド。ブランド名の由来は、自然鉱物のROCK(岩)とEXTREME ACTIVITIES(クライミング)を合わせた造語です。クライマーならではの視点で動きやすさを追求し、同時にライフスタイルにおいてもリラックスできるファッション性と快適さを兼ね備え、「EXTREME CASUAL」をコンセプトに掲げています。

少し変わったデザインのクライミングパンツです。リブパンツと呼ばれ、当ブランドの名品とされますが、各所が仕様変更して新たに登場しました。従来よりも肉厚なリブ、片手での調節が可能なウェビングベルト仕様、フロントジッパーの廃止、L字ポケットからサイドポケットに変更など、機能性を追求しています。

  • 9,000~10,000円
  • 4色展開

WILD THINGS
ワイルドシングス

1981年にアメリカ・ニューハンプシャー州ノースコンウェイで創業したアウトドアブランド。創業者のマリー・ミューニエール氏は、フランスで代々続くマウンテンガイドの娘として生まれました。「軽量かつタフでなければならない」という実際の登山経験から生まれたアイデアによって高品質なウェアを作り続けています。アメリカ軍(陸軍・陸軍特殊部隊・海軍特殊部隊シールズ・海兵隊)へ、ミリタリースペックの製品を納品していることでも有名です。

ライミングパンツは伸縮性・防風性が特徴の高機能素材「Pliantex」を使用した1本です。高密度織物では難しいとされるストレッチ性を実現しながらも、相反する機能である防風性をも同時に持ち合わせています。また、撥水性や耐水性といった機能も高いレベルで維持しています。ワタリ部分にゆとりがあり、膝から裾にかけて程よく細くなるテーパードシルエットです。

  • 13,000~14,000円
  • 4色展開

MANASTASH
(マナスタッシュ)

マナスタッシュは1994年設立の米国シアトルのアウトドアブランド。その理念は、環境に優しい素材、例えばヘンプやリサイクルフリースを使用して最高のウェアとギアを作ることです。ハイテク素材を使った登山用シェルを作りだしてるというよりは、それまでのアウトドアウエアの規範に捉われないファッション性の高いデザインを送り出していると言えます。

定番モデルは「CLIMBER PANTS」と名前が付いており、お尻周りなどは若干の余裕があり、裾にかけてテーバードしていてとても綺麗なシルエットになっています。

  • 9,000~10,000円
  • 6色展開

Columbia
(コロンビア)

1938年に創業した、アメリカ・オレゴン州ポートランドに本拠を置くアウトドア・スポーツウェアメーカー。登山・フィッシング・スキー・ハンティングなど、過酷な状況下での耐久性や機能性が要求される専用ウェアを軸に製品を展開しています。自社で規定した厳しい品質基準のもと、革新的でスタイリッシュなデザイン、購買しやすい適性価格の維持、ユニークかつ積極的なマーケティング戦略の導入などで着実に成長を続けており、アウトドア・スポーツウェアメーカーとしては世界最大規模を誇っています。

ウェビングベルトとストレッチの効いた機能的な生地など、クライミングパンツとしてのディティールを抑えながらも、独自のエッセンスを加えたモデルを毎シーズン展開しています。

  • 9,000~10,000円
  • 3色展開

THE NORTH FACE
(ザ・ノースフェイス)

1968年にサンフランシスコで創業したアウトドアブランド。当初小さなメーカーでしたが、まもなく発売したスリーピングバッグ(寝袋)により高い信頼を獲得するようになります。アウトドア用ウェアは機能性だけが重視されたものが多く、お洒落は二の次といった風潮が多い中、このブランドだけは厳しい環境においてもファッション性まで取り入れられるアイテムを次々に生み出しました。

本格的アウトドアウェアを展開するノースフェイスならではの高機能な生地とディティールを備えたクライミングパンツを展開しています。そのシルエットはタウンユースにも馴染むよう、計算されています。

  • 13,000~15,000円
  • 5色程度展開