KASHIWAYA Writing Club

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ベースボールキャップの定番・おすすめブランド 16選

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今回紹介するのはベースボールキャップ、所謂野球帽です。昔はストリート系の印象がありましたが、一時期ブームになってからはコーディネートに馴染ませて良し、外しに使って良し、と大変重宝するアイテムとして広く受け入れられています。大定番ブランドであるニューエラ以外にも数多くのブランドがあるのでチェックしてみてください。

NEW ERA
ニューエラ

1920年に設立された帽子のブランド。特にプロ用ベースボールキャップのメーカーとして世界的に有名です。MLB選手が試合で着用するキャップを独占的に供給しており、全ての試合で使用されるキャップはニューエラ製です。多くの有名人が愛用し、「ベースボールキャップといえばニューエラ」と言われる存在までに成長しました。近年ではキャップだけでなく様々なファッションアイテムを展開し、絶大な支持を得ています。

最も有名なのは1954年に誕生した59FIFTYというモデルで、誕生からそのフォルムをほぼ変えることなく現在まで愛され続けています。6枚のパネルと頑丈なバイザーで構成され、厳選した高品質なウール素材を使用しています。全22工程による、刺繍とアイレットのパンチ以外はすべて熟練の技術を持った職人のハンドメイドで製造されています。

  • 6,000円前後
  • MLB選手が着用
  • バリエーションが豊富

HUF
(ハフ)

プロスケーターのキース・ハフナゲルが手掛けるファッションブランド。1980年代後半スケートボードに出会った彼は、一般的に受け入れられてなかったスケートボードを広めようと、サンフランシスコに小さなショップ「HUF」をオープンしました。ショップの成長に伴い、スケートボード・ストリートファッション・スニーカー文化を落とし込んだ自身のブランド 「HUF」 をスタートさせました。長年の着用を耐え抜いてきた頑丈なヴィンテージの生地や構造を取り入れて、今日のスケートボードの激しい動きにも十分に耐えられる商品を作り出しています。

  • 4,000~6,000円
  • シンプルなデザイン

BRIXTON
(ブリクストン)

2004年にカリフォルニア州ロサンゼルスの南部オーシャンサイドにてスタートしたアパレルブランド。キャップを中心にTシャツ・ジャケットなどクオリティの高いアイテムを展開し、サーファー・スケーター・スノーボーダーから圧倒的な支持を得ています。ブランド名はイギリスのバンド「The Clash」の「The Guns of Brixton」に由来しています。パンクバンドなどのミュージシャンからも受け入れられており、ストリートブランドとしての地位を確立しています。

  • 3,500~5,000円
  • 本体とツバの色を変えたデザインが多い

7UNION
(セブンユニオン)

様々なエリアで活躍する人種も国籍も違う7人のクリエイターデザイナーが集まり設立されたブランド。リーズナブルでありながら、デイリーからパーティまで全てのシュチュエーションを演出できるデザインを追及しています。裏地やトリムなど細部に至るまで繊細かつ大胆に作り込まれています。ロゴマークに使われている蜂のトレードマークには、「蜂のようにありとあらゆるエリアに飛んで行き、それぞれがその地で巣を作りブレインを築く」そんなメッセージが込められています。

  • 6,000円前後
  • 5パネルが定番

MITCHELL & NESS
(ミッチェルアンドネス)

1904年フィラデルフィアで設立した、復刻版ジャージなどを専門で手がけるスポーツアパレルの老舗ブランド。アメリカ4大プロスポーツリーグやアメリカ大学体育協会のオフィシャルウェアを手掛けるブランドとしても有名です。古き良き時代のアメリカンスポーツのデザイン、こだわりのディテールで、スポーツファンだけでなくファッションに敏感な方々にも人気のブランドです。

ニューエラと比べると正面のデザインは大きく、派手な物が多いように感じます。

  • 4,500~7,000円
  • MBAチームのデザインが多い

AMERICAN NEEDLE
アメリカンニードル)

1918年創業のアメリカの老舗キャップブランド。当初は家族経営でしたが、すぐに工業化してたくさんの種類の帽子を生産できる体制を整えました。シカゴ北部に工場を構え、熟練したテイラーとパタンナー、お針子といった十分な設備と人員を揃えたのです。1946年、MLBのシカゴカブスに選手と同じようなベースボールキャップをファンに売るというアイデアを持ち込んだところ、カブスは了承してキャップを製造・販売することに成功しました。発売したキャップは完売する人気ぶりとなり、アメリカンニードルは他の全てのMLBのキャップも手掛けることになったのです。

  • 3,000~4,500円
  • トロデザインにも定評あり

47Brand
(フォーティセブンブランド)

1947年、イタリア移民の双子の兄弟アーサーとヘンリー・ディアンジェロが、前身となる「Twins Enterprises」を設立したのが始まりです。フェンウェイパーク周辺のワゴン販売からスタートした当ブランドも、現在ではアメリカ4大プロスポーツリーグとパートナー契約を結ぶまでに成長を遂げています。ディテールに細心の注意を払い、上質な帽子やアパレル商品の製造を手掛け、キャップブランドとしての地位を確立してきました。観戦時だけでなくファッションアイテムとして幅広く愛用できる注目のアイテムです。

  • 3,500~4,500円
  • ローキャップが中心

Deus ex Machina
デウスエクスマキナ

2006年にオーストラリアで誕生したブランド。カスタム・モーターサイクルを軸にサーフやサイクルなど様々な要素をミックスさせたライフスタイル提案型のカルチャーブランドです。ブランド名はラテン語で「マシーンから生まれた神」という意味です。日本にはアパレルブランドとして2011年に上陸し、2014年12月には原宿にショップをオープンさせました。

正面にブランドロゴが配置されたメッシュキャップが有名ですが、スタンダードなベースボールキャップも製作しています。

  • 4,000~7,000円
  • メッシュキャップが主力

KANGOL
(カンゴール)

1938年に、ジャック・スプライルゲン氏がイギリスのカンブリア地方で創業した、言わずと知れた帽子ブランド。彼は1918年から帽子屋を開いており、フランスからバスクベレー帽の輸入・販売を行っていましたが、後に自身でベレー帽の製造を手掛けるようになりました。やがて他ブランドとの差別化のため「KANGOL」ブランドをスタートさせます。

第二次世界大戦中にはイギリス軍用のベレー帽として納品されました。戦後はピエール・カルダン等のデザイナーとコラボしたり、ビートルズや後のダイアナ皇太子妃の頭を飾ったりと、ファッションアイテムとしての存在感を強めていきました。様々な形の帽子を展開していますが、ベースボールキャップにもロゴを大きく使用したポップな物からシンプルな物まで揃っています。

  • 5,000~6,000円

Supreme
(シュプリーム)

ニューヨークのスプリング通り172にあった伝説のセレクトショップ「Union NYC」のオーナーだったジェームス・ジェビアが、1994年にニューヨークのハーレムのラファイエット通りに設立したスケーターブランドです。スケーターカルチャーの中心的な役割を果たしており、その他にもヒップホップやパンクなどに対しても重要な役割を果たしています。赤地に白い文字で書かれたブランドロゴは非常に有名で、毎年リリースされるアイテムは時にプレミアが付いて高値で取引されることがあります。

  • 10,000~20,000円
  • ストリート系のデザインが多い

COOPERSTOWN BALL CAP
クーパーズタウンボールキャップ)

1988年、ニューヨーク州クーパーズタウン近郊の丘にある小さな工場で誕生したキャップブランド。アメリカ製とハンドメイドに拘り、1860年頃まで遡るオールドスタイルのキャップを昔ながらの製法で再現しています。メイン素材には12~13ozのウールアスレチックフランネルを使用。この素材は夏に涼しく冬に暖かいといった特性を持ち、一年中使用出来ます。また、内側のスウェットバンドにはレザーを使用しています。製品の品質はもちろん、身につけたときのフィット感や美しさに拘って製造されています。使い込む程に頭の形に馴染みヴィンテージキャップのような風合いが楽しめるのです。

  • 5,000~7,000円
  • オールドスタイルのみ

IDEAL CAP COMPANY
(アイディールキャップカンパニー)

2010年にアメリカ国内の工場でキャップの制作をスタートしたブランド。上記「COOPERSTOWN BALL CAP」の親会社にあたり、同じくクーパーズタウン近郊の小さな工場で生産しています。素材は上質なウール生地を使用し、内側の肌に当たる汗止め部分はコットン生地を使用したしっかりとした作りです。野球チームのロゴだけでなく、企業ロゴ―例えばガソリンスタンドのロゴを用いてキャップをデザインするなど遊び心が満載です。

  • 7,000~10,000円
  • 企業ロゴも多い

EBBETS FIELD FLANNELS
(エベッツフィールドフランネルズ)

1988年、ジェリー・コーエンというバンドマンがシアトル立ち上げたブランド。1987年、彼は自身が所属するロックバンドの衣装にヴィンテージベースボールシャツを使おうと考えましたが、納得するシャツが見つからず、ついにはフランネル生地で自分用のシャツを作りました。そのシャツをステージで見た人から、買いたいと言われたことがこのブランドの始まりです。ベースボールを始め、フットボールやアイスホッケー等、様々なヴィンテージスポーツウェアを展開するに至りました。

  • 6,000~8,000円
  • スウェットやジャンパーも展開

OLDMAN'S
(オールドマンズ)

2009年にスタートした帽子のブランド。昔ながらのアメリカンテイストを残しながら、現代のニーズに調和する事に拘りを持っています。見た目・品質・使い心地を追求した製品は、使い込んでいくうちに表れる色・形・風合いといった経年変化を楽しみながら付き合っていける一品です。浅すぎず深すぎない絶妙なシルエットとレトロ寄りの雰囲気が特徴です。しっかりとした製造技術で作られていながらも、リーズナブルな価格が嬉しいポイントです。

  • 3,000~4,000円
  • オールドスタイルが多い

BANKS
(バンクス)

2014年、シティサーフスタイルに新たなうねりをもたらすべく、日本・オーストラリア・アメリカの3カ国の共同プロジェクトとして誕生したブランド。世界的なサーファーであるブラッド・ガーラック氏を始めとして、デザイナー・ミュージシャン・写真家など様々なジャンルのアーティストが中心となっています。ブランド名の「BANKS」とはビーチブレイクを生み出す海底の砂山のこと。海面からは見えませんが波を生み出す源となる存在で、見た目だけではないブランドポリシーを表しています。

  • 4,000~5,000円
  • デザインの主張は控えめ

ALDIES
(アールディーズ)

2004年からスタートしたアパレルブランド。当初、「小物」をコンセプトにメッセンジャーバックやリュックを中心とした構成でブランドを開始しました。そして帽子・アンダーウェアと展開の幅を広げてきました。当ブランドの特徴は何種類もの色・生地・柄を複雑にレイヤードしていく手法とデザインです。世界中から探してきたデットストックのテキスタイルをミックスし、ポップアートのような「奇抜さ」と小さなパーツの色の組み合わせによる「かわいさ」を兼ね備えた唯一無二のアイテム達です。スタンダードな帽子を既に持っている方は一度チェックしてみてください。

  • 5,000~7,000円
  • 比較的奇抜なデザイン