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スタッズベルトの定番・おすすめブランド 9選

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今回はスタッズベルトを紹介します。元々は西部開拓時代のアメリカで激しい労働にも耐えることができるベルトとして誕生しており、それが作業員以外の人の目に止まるようになり様々な装飾が施されるようになりました。金属製の留め金である鋲を打ちこんだベルトの事ですが、鋲以外にもターコイズなどの天然石などをあしらった物もあり、非常に人気があります。ギッシリと打ちこまれているベルトはパンクな雰囲気がありますが、カジュアルな服装にも違和感なく馴染み、程よいアクセントになるのでおススメです。

HTC
(ハリウッドトレーディングカンパニ)

2000年、ジップ・スティーブンソンにより設立されたスタッズベルトのブランド。正式名称は「Hollywood Trading Co.」です。彼はヴィンテージコレクター・ディーラーとして有名な人物で、ヴィンテージジーンズに合うスタッズベルトを自らカスタマイズしたことがHTCの始まりです。アメリカンクラフトの王道ともいえる、力強くて土臭い作風を得意としており、全米を見渡しても数少ない「ALL MADE IN USA」を誇りとしています。旧いウェスタンベルトに見られるデザインを復刻し、スタッズブームの火付役として世界中にその名を轟かせました。

スタッズベルトと言ったら最初に名前が出てくる代表的なブランドです。有名なモチーフの種類として「Peanut」「Flower」、正方形のスタッズがぎっしり並べられた「Pyramid」、ベルトの先端にだけスタッズを打ちこんだ「End Only」などが挙げられます。他にも「HTC EURO」や「HTC BLACK」といったレーベルがあり、それぞれ違ったデザインの方向性になっています。

  • 20,000~60,000円
  • 定番のベルト幅は1.75インチ(約4.4㎝)
  • アメリカ製

OLD STUD
(オールドスタッズ)

上記HTCの生みの親的ブランド。HTCよりも前にスタッズベルトを作り始めていました。オーナーのジェフ・フラーは1990年代にヴィンテージのリーバイスを売りながら、古いウエスタンベルトを収集し始め、1930年代のモンタナのカウボーイが身につけるようなベルトから、50年代のガスステーションに売られていたようなベルトを何年もかけて、倉庫が一杯になるほど集めたのです。そのコレクションは、現在のオールドスタッズのインスピレーションとなり今に至ります。ベルトに丁寧に手作業でスタッズを打ち、ニッケルでカバーされたブラススタッズを用いる事で、より一層ヴィンテージの風合いが出ています。

アンティーク・エイジング加工が施されているので、全体的な見た目が暗い色合いの物が多いです。最初から使い古された雰囲気になっているので、手っ取り早くヴィンテージのベルトが欲しいという方にもおススメです。

Eduardo Leather
(エデュアルドレザー)

HTCにて修行をしたエデュアルドというデザイナーが立ち上げたブランド。元々アンティークのレザーグッズが好きな彼は、友人達の為にスタッズのレザーグッズを作っているうちに商売としてベルト等の革小物を作り、個人的に販売を始めました。重厚なレザーを使い、ヴィンテージに見られるような金属スタッズにアンティーク加工を施します。それほど凝ったデザインではないものの、比較的リーズナブルで昔のスタッズベルトのイメージを追及しています。

上記の2ブランドと比べるとシンプルなデザインのベルトが多く見受けられます。ベルト幅も3㎝前後が主流なようで、男臭いイメージもあまり受けません。普段の服装にスッと馴染む使いやすいベルトだと思います。

  • 16,000~20,000円
  • デザインはシンプル目
  • アメリカ製

SUGAR CANE
(シュガーケーン

「BUZZ RICKSONS」や「SUN SURF」等を展開している、東洋エンタープライズ社の持つブランドの1つで、1975年に始まりました。デニムやワークのジャンルで比較的ベーシックな物を作っている印象が強いですが、ブランド名にもなっている「サトウキビ」の繊維を使用したジーンズなどの独創的なアイテムも手掛けています。

シュガーケーンのスタッズベルトは5㎜の厚さを持つサドルレザーに嫌味のない丸型のスタッズを打ちこんでいます。ヴィンテージ加工がされていないので、自分で使い込み変化していく味わいを楽しむことができます。

  • 14,000~16,000円
  • 3色展開(黒・茶・タン)
  • ヴィンテージ加工無し
  • 日本製

WENDY'S
(ウェンディ―ズ)

1960年代後半に創業し、ベルト・リストバンドを作り続けているイギリスはロンドンの老舗ブランド。ロンドンのパンクスから支持され続けており、シド・ビシャスが着けていたのもここのベルトです。90年代の頃に比べレザーの品質も上がり、作りも大変丁寧になり、製品のクオリティは凄まじく上がりました。ベルトの裏側にはピッグスキンが貼ってある為、着用してもスタッズの爪でパンツを痛めることもありません。

スタッズはピカピカに輝き、ヴィンテージ感を売りにしたHTC等とは趣向が異なります。スキニーパンツにレザージャケットのような格好に合わせてロックまたはパンクファッションを楽しんで頂きたいアイテムです。

  • 6,000~14,000円
  • レザーは2色(黒・白)、スタッズは3色(銀・金・黒)展開
  • イギリス製

FUNK PLUS
(ファンクプラス)

アメリ東海岸の老舗レザーアクセサリーブランド。全ての商品がアメリカでのハンドメイドで再作されています。スタッズやラインストーンを施した個性的なデザインのベルトやチョーカー、リストバンドを中心に制作しています。

TORY LEATHER
(トリ―レザー)

1976年、アメリカ・ペンシルバニア州にて創業した元々は馬具メーカーであったブランド。現在ではベルトを中心にバッグなども手がけており、質実剛健な作りから世界中で高い人気を博しています。耐久性に優れた極上のブライドルレザーを使用しており、創業より変わらずアメリカの自社工場で生産を行っているのにもかかわらず、控えめな価格なのも嬉しいポイントです。

  • 13,000~14,000円
  • 2色展開(黒・茶)
  • アメリカ製

666 STUDED GEAR
(ロクロクロクスタデッドギア)

ロック・パンクファッションを主軸としてレザージャケット等を展開する「666」のオリジナルブランド。スタッズ・鋲ベルト、リストバンドなどを生産しています。品質に拘り、スタッズに至るまでの全てが国内で生産された物です。レザー・ステッチ・スタッズの色の種類も多く、バリエーションが豊富です。ベルトの裏側にピッグスキンが貼ってあります。

ウェンディ―ズのようにパンクファッションに最適なアイテム達です。こちらは原色の緑や黄のスタッズも展開されており、合わせ方によってはストリートファッションにも使えるかもしれません。

  • 12,000~19,000円
  • ベルト、スタッズの色が豊富
  • 日本製

TIBERIO FERRETTI
(ティベリオフェレッティー

イタリア・トスカーナ郊外で創業した現在もそこに拠点を置くベルトブランド。グッチをはじめ、様々なハイブランドOEMを請け負うベルトファクトリーでもあります。熟練の職人によって、手作業で1つ1つ丁寧に仕上げられたベルトは、デザインのユニークさでも相まって一躍話題となりました。イタリアブランドでありながら、デザインは日本人デザイナーが中心となって企画されているという意外な一面もあります。毎シーズン開かれるコレクションでは、ベルトという概念に囚われない斬新なモデルを発表しており、近年ではベルトの巻き方まで提案することで爆発的な成功を収めています。

デザインはイタリア的に派手でユニークさを持っています。例を挙げると、明るい水色のレザーにリザードの型押しを施し、スタッズを打ちこみ、インパクトのあるバックルを取りつける、と言うように他ブランドではお目にかかれないようなベルトを展開しています。

  • 20,000~32,000円
  • 派手なデザイン
  • イタリア製