KASHIWAYA Writing Club

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セーターの定番・おすすめブランド 9選

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秋冬にはかなり重宝するアイテムのセーターを紹介します。アウターの下に着るとかなり暖かく、体感温度が違うように思います。カラーや柄も豊富で、Tシャツのように何枚持ってても飽きないアイテムでもあります。中でも「シャギードックセーター」と呼ばれる素朴なものを展開しているブランドを中心に選びました。素材はウールで、スコットランド製が多くなっています。

Jamieson's
(ジャミーソンズ)

イギリスはスコットランドシェットランド諸島にて1893年に創業したニットウェアブランド。英国伝統のカラフルな幾何学模様を編み込んだフェアアイルニットは、発色もよく、日本でも人気が高まっています。創業当時より伝統的な草木染めでの染色をしており、今も変らぬ製造を続けています。染料は、ダンジィー・ヤロー・ラグウッド・ラマニナという植物を使用。輸入された茜・藍(インディゴ)も使います。ナチュラルで美しい発色と芳しい香りです。伝統的な草木染を用いる唯一のニットウェアブランドです。

伝統を守り続けているブランドですが、展開する商品やサイズ感は現代に合わせて作られています。一方で、幾何学模様のセーターが主な商品であるため、無地のものはあるにはありますがあまり見ないです。1枚持っておくと、インナーに変化がつけられ重宝するでしょう。

  • 24,000~25,000円
  • 柄物が中心
  • イギリス製

JOHN TULLOCH
(ジョンタロック)

1900年創業のニットウェアブランド。シェットランドウールを使用したシンプルなセーターが売りとなっています。ジャミーソンズと違って無地の物が圧倒的に多いので、人を選ばず長く活躍できると思います。数あるスコットランドニットの中でも基本ブランドのひとつとして知られる名門ファクトリーで、スコットランドに工場を持ち、各国のセレクトショップ向けプライベートブランドも数多く手掛けているようです。

Harley of Scotland
(ハーレーオブスコットランド

1929年、ピーター・ハーレーによって設立された、ニットウェアブランド。その当時では珍しい世界的にも有名なドイツのSTOLL社の編機の導入やシームフリー技術を取り入れるなどスコットランドのニット産業の発達にも一役買っています。「Ralph Lauren」や「Margaret Howell」などの大手を始め、世界中からOEMの生産が集中しており、スコットランドの中でも技術的に優れたファクトリーだと言えます。

クルーネックセーターは定番品。シェっとランド諸島の羊毛シェトランドウールを使用し、綺麗な色に染め上げられている上、ふんわりとした仕上がりです。肩や袖部分に継ぎ目がないシームレスのホールガーメント編みが特徴で、着用時のごわつきがなく、ストレスのない最高の着心地となっています。

  • 13,000~14,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)
  • 生地の継ぎ目なしのシームレス仕様
  • スコットランド

Shetland Woollen Co.
(シェットランドウーレン コー)

スコットランド北部、シェットランド諸島のメインランド島、セントラルコーマーシャルストリートで1970年代に創業し、2002年まで実在したセーター専門店の名前です。実店舗がなくなった今でも、当時のオリジナルレーベルを復刻させ、変わらぬクオリティでオーセンティックなシェットランドニットを作り続けています。

定番の「Shaggy Dog Knit」はシェットランドウールを100%使用し、ふわふわのムク犬を思わせることからこの名が付いています。昔はその表面を、アザミ(スコットランドの国花)の棘で引っ掻いて起毛させることで空気層を生み出し、寒さを軽減させたと言われています。

  • 24,000~25,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)

INVERALLAN
(インバーアラン)

1970年代に創業された英国最大にして最高峰のハンドニットブランド。もともとは、マスプロダクトでは出来ない、スコットランドの特徴あるクオリティの高い製品をインバーアランブランドの名のもとに集めることで始まったブランド。取り扱い商品は、ハンドニットの他に機械編みのシェットランドセーターやツィードのハンティングジャケット、シングルモルトウイスキーやゴルフグッズなど多岐に渡っています。

セーターで有名なのはアラン編みを施したタイプですが、シンプルなクルーネックセーターもあります。脇の繋ぎ目の無いラウンドボディ、そして肩への負担の軽いフィット感の抜群なサドルショルダーといった仕様になっています。

  • 18,000~19,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)

Nor'easterly
(ノーイーストリー)

1929年にスコットランド北西部で創業されたブランド。元々は漁師たちの着る高品質なニットウェアを作っていたファクトリーです。伝統的な吊り編機を用いて生産されているため、サイドシームがなく、程よい厚みを持った弾力性のあるセーターに仕上がっています。

襟や裾が切りっぱなしのようなデザインになっていおり、首回りは他のブランドより大きめに空いたラインを描いています。まるでカットソーのような印象を受けるニットです。

  • 13,000~14,000円
  • カラーバリエーションが比較的豊富(7色程度)
  • スコットランド

PETER BLANCE
(ピーターブランス)

1900年初頭、漁師である家族の為に編んだセーターを販売する事業を始めたのがきっかけのブランド。創業者でありブランド名となっている「PETER BLANCE」は、シェットランドセーターを初めて生産し、世の中に紹介した人物です。ここのセーターは、ケネディ大統領を初め、多くの著名人に愛されたまさに本物と言うべき1着です。

シェットランドセーターは長年着こみ、何度も洗うことで、見た目的にも性能的にも良くなっていくとされていますが、ここのセーターは初めから起毛され、目は詰まり、さらに柔らかいという、着込んだ後のニットの風合いがあります。作りも丁寧で、動きやすいシームレス仕様になっています。

JOHN SMEDLEY
(ジョンスメドレー)

1784年に創業された英国の伝統を引き継ぐ老舗ブランド 。イギリスで最も旧い歴史を持つブランドの1つで、現在も家族によって経営されており、ハイゲージニットウェアをリードするブランドとして世界に知られています。

ここのセーターは網目が細かい、ハイゲージであることが特徴です。上記のスコットランド製セーターとは趣向が異なり、ザックリとした素朴でカジュアルな印象ではなく、毛羽立ちの少ないサラッとした上品な印象を与えます。会社に着ていくのに適しているかもしれません。

  • 13,000~15,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)
  • Vネックもある
  • 主にイングランド

PENDLETON
(ペンドルトン)

アメリカのブランドからも1つ紹介します。1909年に設立した、ブランケットやウールシャツが有名なブランド。戦争やオリンピックの際に上質なウール製品の製造を求められるなど、アメリカの歴史と共に歩んできました。 特徴的な柄と発色の良いカラーで作られるウール製品は一度は見たことがあるのではないでしょうか。

古着屋などで沢山置いてあるようなウールシャツが定番ですが、ニットセーターもかなりの種類を展開しています。その中でも「シェットランドクルー」は、最もシンプルなセーターです。温か味のあるミックス調の色合いが特徴で、チクチクする感じが少なく、比較的サラッとした生地感です。

  • 14,000~15,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)
  • 中国・モーリシャス