KASHIWAYA Writing Club

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サラリーマンが昼食と飲み物を本気で節約する

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家庭を持ち、子供が生まれ、そろそろマイホームを購入しようかと悩み始めると、月々のローン返済も考えなくてはならない。いくらまでなら余裕を持って生活していけるかなどと計算すればするほど、毎日の小さな買い物で無駄に出費していることに気づく。マイホームもそうだが、老後の貯蓄も踏まえ、締めるところは締めて、生活していかなければいけないと奮起した。

現状の出費状況

私はデスクワークのサラリーマンであるが、昼食は会社内で販売されている弁当(400円前後)を購入して自席で食べている。さらに、自販機でお茶を1本(100円)、缶コーヒーを1本(120円)、炭酸飲料を1本(140円)ほぼ毎日購入して飲んでいる。

この生活を毎日続けたと仮定すると、

(400+100+120+140)×20営業日=15,200

月15,200円も勤務中に出費していた。年換算すると182,400円となる。これは節約できる部分がありそうだ。

世間一般の昼食代

新生銀行が20~50代の2718人を対象に実施した「サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員のお小遣い平均額は38,710円、1日の昼食代は前年から64円増えて649円だったそうだ。

我が家はお小遣い制ではなく夫婦別財布制なので、お小遣い平均額は割とどうでもよい。今回気になる昼食代は1日649円とのことで、これに飲み物代が含まれてるのかどうかで結構変わってくるが、会社の外に出てお店で高いランチをとっている人もいるだろうから、食事代のみなのだろう。そう考えると400円でも結構安く済ませていると評価できるかもしれない。

節約生活の始まり

若手芸人が水道水で腹を満たしていたというエピソードが良く聞かれるように、節約は何も食べず飲まずで無料の水を飲んで我慢するのが一番効果てきめんではある。しかし、仕事はやはり体力の消耗とストレスの蓄積がすごいので、私はできるだけ我慢しないという方向性で行こうと決めた。

フェーズ1

最初に考えたのは、モノはあまり変えずに出来るだけ安いところで買おうという作戦である。400円の弁当もそうだが、自販機で飲み物を買っているから高くつくのであり、スーパーで買って持参すればそれだけでかなりの出費減になるはずである。

家の近所にはオーケーというスーパーがあり、飲み物に関しては随一の安さであった。週末に買いだめし、会社に持参することにした。弁当が322円、お茶が51円、缶コーヒーが52円、炭酸飲料は大体74円前後で購入することができた。

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これを1ヶ月続けたとすると、

(322+51+52+74)×20営業日=9,980

1ヶ月あたり9,980円となり、既に5,000円以上の節約となった。

フェーズ2

この生活を少し続けたところで、もう少し削減できる余地があるのではないかと思い始めた。もっと色々な店に行けば、オーケーを下回る価格に出会えるのではないかと考えた。それでも電車を使ってしまっては本末転倒なので、ギリギリ徒歩で行ける場所にあった業務スーパーも使うことにした。炭酸飲料についてはオーケーの方が安かったが、お茶は41円、缶コーヒーはなんと30円で販売されていた。さらにドン・キホーテでは216円の弁当が販売されていることがあったのでこちらをまとめて購入することにした。

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これを1ヶ月続けたとすると、

(216+41+30+74)×20営業日=7,220

1ヶ月あたり7,220円となり、さらに2,760円の節約となった。

フェーズ3

節約前から考えると半額以下に抑えられているので、既に成功だと言える。しかし、ギリギリ徒歩圏内の業務スーパーまでお茶と缶コーヒーを5本ずつ、さらについでに安い鶏肉とか冷凍野菜を背負って帰ってくるのは辛いものがあった。そこでついに、「お茶は自分で作ろう」と決意した。家で料理などの作業するのは抵抗があったが、お茶くらいなら大丈夫だろう。早速オーケーで56パック入り155円の麦茶パックを買ってきて、製造を始めた。容器は前日飲んだ炭酸飲料のものを使った。1パックで1,500ml作れるので、500mlあたりだと約1円である。とんでもなく安い。

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お茶を業務スーパーで買わなくなったことで、持ち運びの荷物に余裕ができた。74円でも十分に安かった炭酸飲料だが、業務スーパーでは42円の缶飲料が売っていた。500mlが350mlになるのは辛いところだが、やれるところまでやってみようと思い、購入を決めた。

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麦茶の持参と缶飲料への変更をすることで、

(216+1+30+42)×20営業日=5,780

1ヶ月あたり5,780円となり、さらに1,440円の節約となった。

フェーズ4

ここまでくると、もはや意地みたいな部分があり、出来るだけ安く済ませてやろうという思いが勝って、多少の我慢も許容できるようになっていた。そうなると最も成果が出るであろう昼食に手を付けることにした。しかし、家で作るのは面倒くさいし、続かないと思われるので、出来るだけ簡単にできる昼食を考えた。

検討の結果、食パン2枚で格安の鶏むね肉とキャベツを挟んだサンドイッチを作ることにした。食パンは業務スーパーで破格の72円(8枚切り)、鶏むね肉は2kgで861円のものをサラダチキンのように調理し、具として1個につき100g使うことにした。鶏むね肉2㎏から1.5㎏のサラダチキンが作れるので100gあたり58円となる。食パン18円、サラダチキン58円、キャベツ5円、その他調味料5円と想定すると、サンドイッチ1個当たり85円で作ることができた。加えて、栄養を考慮して茹で卵を1個つけることにした。卵は10個で150円程度なので、茹で卵1個15円である。

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以上、昼食を手作りすることにより、

(85+15+1+30+42)×20営業日=3,460

3,460円となり、さらに2,320円の節約となった。節約前と比較すると11,740円も削減できている計算になる。

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おわりに

この記事の計算には光熱費等が含まれていない。また、金額面以外でのメリット・デメリットについては全く無視している。現在は最後のフェーズ4の内容で生活しているが、正直サンドイッチだけでは飽きるので、100円前後で作れる昼食を模索している。そのレパートリーについてはまた別の記事で紹介したい。