KASHIWAYA Writing Club

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デニムシャツの定番・おすすめブランド 11選

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今回紹介するのはデニムシャツです。ジーンズと同じように着込んでいくと水色に色落ちしていき、春夏にピッタリな色合いになります。また、インナーとしても優秀で冬にも活躍できるアイテムです。

主にジーンズブランドが作っており、そちらが一般的には有名ですが、定番のアイテムなので他にも多くのブランドが展開しています。ボタンダウンやウエスタン等、多くの形がありますので、できるだけ色々な雰囲気のブランドを紹介したいと思います。

Wrangler
ラングラー

「Levi's」と「Lee」に並んで3大ジーンズブランドと称されるブランド。1904年に設立されたハドソン・オーバーオール社を源流とし、何度となく合併や吸収を繰り返してジーンズを発売したのは1947年のことです。比較的後発でありながらも、デザイナーのロデオ・ペンを起用するなど、作業着としか見られていなかったでジーンズにファッション性をいち早く取り入れることで成長を遂げました。カウボーイのためのウエアをコンセプトに誕生したそのプロダクトは、全米のカウボーイ達や世界中のウエスタンファンから絶大の信頼を受けています。

ラングラーのデニムシャツ(ウエスタンシャツ)はジーンズと並んで代名詞とも呼べるアイテムです。アメリカ企画の未洗いモデルやユーズド加工が施されたモデル、またAKM等有名ブランドとコラボした物もあり、種類が豊富です。

70127MW

ラングラーのファーストモデル27MWを継承するアメリカ企画の定番モデルです。適度にシェイプされたきれいなシルエット、ヨークやスナップボタンなどウエスタンシャツの基本ディテールをしっかりと搭載しています。生地は7.25ozの未洗いデニムを使用しているので、着こむことで自分だけの色落ちを楽しめます。タックインを前提としているので着丈が長いです。

  • 5,000~6,000円
  • 2色展開
  • エスタンシャツ型
  • Mサイズで着丈80㎝

27MW

ラングラーの長い歴史を紐解き、永遠に受け継がれるべき名作を現代に甦らせた「Wrangler ICONS」コレクションから、上記「70127MW」の元となったラングラーの正統派ウエスタンデニムシャツが登場しました。オーセンティックな見た目にサイレントWのステッチが主張する風格あるデザインです。またこの製品は、ラングラー独自の染色技術「Indigood(インディグッド)」により、水の使用を100%削減、廃棄量やエネルギー量も以前より約60%減少することに成功しています。

  • 13,000~14,000円
  • 2色展開
  • エスタンシャツ型
  • Mサイズ相当(Sサイズ)で着丈74㎝

Lee
(リー)

1899年にヘンリー・デビット・リー氏がカンザス州で創業した、「H.D. Lee COMPANY」が始まりとなったブランド。1911年に製造を始めたオーバーオール・ジーンズ・ジャケットと共にその品質の良さと着やすさは、世界3大ジーンズブランドの中でも1番と言われています。日本においてはエドウイン商事がライセンスを保有し、伝統を守りながら、斬新な製品を提供しています。

LT0632

毎年定番で展開されるウエスタンシャツです。身幅を絞り、体のラインに沿ったややタイトなシルエットです。ウェスタンならではの波型ショルダーヨークやスナップボタンなどの要素を盛り込んだ、定番ながら飽きの来ないデザイン、胸のLeeタグは黒字に黄色の文字であしらわれ、主張し過ぎないポイントになっています。

  • 8,000~9,000円
  • 2色展開
  • エスタンシャツ型
  • Mサイズで着丈73㎝

LT0633

ワークシャツのディティールで作られたデニムシャツです。コットン100%でしっかりとした生地感が心地良く、シルエットはやや細身でスッキリとしています。ウエスタンシャツと比べるとややゆとりがあるサイズ感です。ボタンには特徴的な猫目ボタンを使用し、両胸元にはフラップポケット付くワークシャツのデザインです。

  • 7,000~8,000円
  • 2色展開
  • ワークシャツ型
  • Mサイズで着丈72㎝

Levi's(リーバイス

もはや説明は不要の世界的ジーンズブランド。ジーンズの歴史はこのブランドから始まり、1850年代にドイツから米国へ渡ったリーバイ・ストラウスが、金鉱掘りの鉱夫たちのためにテントに用いられる厚手のキャンバス地を使って作った労働着がもとになりました。1880年代にはジーパンの素材がキャンパス地からデニム生地に変わり、世界で最も古いジーンズが生産され「XX(エクストラ・エクシード)」という呼称が使われるようになりました。1890年にロット・ナンバーが導入され、ウェステッド・オーバーオールにあの「501」の番号が与えられます。 そこからは様々なモデルが発表されるとともに俳優などもジーンズを着用し、ファッションとしてのジーンズの地位が確立されていったのです。

あまりイメージがありませんが、リーバイスもデニムシャツを生産しています。肩にウエスタンヨーク、フラップ付きのホームベース型ポケット、左胸にはいつもの赤タブが付きます。ウエスタンシャツ型ですが、他のラングラーのようにコテコテのデザインではなく、ワーク感も匂う1着です。

  • 7,000~8,000円
  • 3色展開
  • エスタンシャツ型
  • Mサイズ相当(Sサイズ)で着丈76㎝

Dickies
(ディッキーズ)

アメリカでワークウェア市場の70%のシェアを持つ世界最大のワークウェアブランド。1918年にアメリカ・テキサス州でC.N.ウィリアムソンとE.E.ディッキーの2人によって、前身となるワークウェアの会社が発足しました。1922年には、社名が「ウィリアムソン・ディッキー・マニュファクチャリングカンパニー」に変更され、ブランドとして「Dickies」が立ち上げられました。1940年代になると、アメリカ軍のミリタリーウェアも提供するようになりました。

WL300

本物のワークシャツの雰囲気が漂う1着。デニム生地と同系色の糸で縫製されています。ボタンには「Dickies」の文字入りで左胸のポケットにはロゴ入りタグがつき、裾にもタグがついています。アメリカ規格なのでサイズはかなり大きめとなっています。

  • 4,000~5,000円
  • 2色展開
  • ボタンダウンシャツ型
  • 最小サイズSで着丈79.5㎝

CAMCO
(カムコ)

アメリカはアーカンソー州で1950年に設立されたブランド。1950年代はアメリカの有名ストアブランドである「Sears」や「J.C Penny」、米軍のミルスペック物を手掛け、1970年代には「Ralph Lauren」などの工場としてハイクオリティーな製品を生み出していました。現在は日本の代理店により、シャツ生地をかつて「RRL」のシャツ生地を手がけていた工場に指定。糸から染めて織り上げさせるといった妥協の無いモノ作りで、シャツを中心に製作しています。

このブランドではネルシャツが圧倒的に有名ですが、デニムシャツも定番品として展開されています。素材の6.5ozのデニム生地は、色落ちが魅力的で、パッカリングの出現等によりインディゴに色の濃淡が現れ、表情豊かにエイジングします。フラップポケットが2つという大変オーソドックスで飽きが来ないデザインですので、デイリーウェアとして長く着れるでしょう。

  • 14,000~15,000円
  • 1色のみ
  • ワークシャツ型
  • Mサイズで着丈76㎝

[rakuten:maine1988:10000796:detail]

FIVE BROTHER
(ファイブブラザー)

1890年に創業した、ワーク・アウトドアウェアを製造する老舗ブランド。その着心地の良さや耐久性の高い製品は、当時の労働者に爆発的な人気となりました。アメリカでのブランド廃業後、現在は日本国内向けに当時の人気アイテムを現代風にアレンジしたヴィンテージの復刻ラインとして復活。サイズ感やシルエットを見直し、当時のディテールを使用しながらもスタイリッシュに着こなせる現代のファッションアイテムとして展開しています。

毎シーズン人気を誇る定番のデニムシャツは、ヴィンテージディテールを忠実に再現しながらも、シルエットは今時のスリムなシルエットにアップデートされた一着。ネームタグは1980年代に使用されていた、ファイブブラザーを代表するネームを使用。アームホール、脇、肩等主要な箇所はすべてを3本針ミシンの巻縫いで縫製しています。生地には6オンスのライトデニムを使用し、程良いブリーチ加工を施すことによって何とも言えない味わいが表現されています。

  • 8,000~9,000円
  • 2色展開
  • ワークシャツ型
  • Mサイズで着丈73㎝

[rakuten:spicebox:10007118:detail]

SUGAR CANE
(シュガーケーン

「BUZZ RICKSONS」や「SUN SURF」等を展開している、東洋エンタープライズ社の持つブランドの1つで、1975年にスタートました。デニムやワークのジャンルで比較的ベーシックな物を作っている印象が強いですが、ブランド名にもなっている「サトウキビ」の繊維を使用したジーンズなどの独創的なアイテムも手掛けています。

アメカジブランドということもあり、デザインは異なりますが毎年のようにデニムシャツは作られています。過去にもボタンダウンシャツ型、ワークシャツ型、ウエスタンシャツ型が出ているようです。

  • 11,000~15,000円
  • Mサイズで着丈75㎝程度

[rakuten:miyoshiya-net:10009620:detail]

Polo by Ralph Lauren
(ポロバイラルフローレン)

世界的に有名なアメリカントラディショナルブランド。胸に施されたポニーのワンポイント刺繍はおなじみです。purple lableなどの高級ラインも存在しますが、オックスフォードシャツに続いて今回も定番ラインのこちらをおすすめします。

ボタンダウンシャツ型の極めてシンプルなデニムシャツです。アメリカ企画の成人男性モデルなのでサイズ感が大きめ(特に着丈が長い)ですが、自然な色落ちとデザインで長く付き合っていける1枚だと思います。

  • 13,000~14,000円
  • 2色展開
  • ボタンダウンシャツ型(ポケットなし)
  • Mサイズ相当(Sサイズ)で着丈78㎝

[rakuten:spotcheck:10007336:detail]

orSlow
(オアスロウ)

2005年に仲津一郎氏が設立した、デニムを中心とした日本のブランド。19世紀終わりから20世紀にかけた時期のスタンダードな服、特にミリタリーウェアやワークウェアなど、現在もファッションとして着られる服からインスピレーションを受け、「slow(ゆっくりと)」にデザインしています。めまぐるしく変わっていく現代社会においてゆっくりと手を掛けた物作りを行う。ブランド名は「(or)originalityのあるものを吟味し、(slow)にもの創りする」に由来します。

デニムシャツは毎年のように展開しているアイテムで、ボタンダウン型もウエスタン型もシーズンによっては作っているようです。今回はウエスタンシャツの他にノーカラーシャツという変わり種も展開されています。

  • 20,000~24,000円
  • Mサイズで着丈72㎝程度

[rakuten:crouka-lr:10007736:detail]

Bohemians
ボヘミアンズ)

2000年に創業したユーモア溢れる個性的なブランドです。着る人、見る人が楽しい気持ちになれる事を最大のテーマに、独特のセンスと妥協のない物作りがファンを魅了し続けています。ユニークな柄のテキスタイルや独特なカラーリングが特徴です。

ここのデニムシャツはオリジナルライトオンスデニムを使用し、ヴィンテージアイテムのような雰囲気が最大のポイントです。コットン75%・ヘンプ(麻)25%の生地を使用しているため、着込んだような自然な色落ちとも一味違う色合いが魅力です。胸には「BEETLE & HEART(かぶと虫とハート)」の刺繍が入っており、コーディネートのワンポイントになるでしょう。

  • 17,000~18,000円
  • 2色展開
  • ボタンダウンシャツ型(ポケットなし)
  • Mサイズで着丈75㎝

[rakuten:noix:10022252:detail]

REMI RELIEF
(レミレリーフ

古き良き時代のアメリカを表現したいという思いから、2008年スタートしたブランドです。「REMI RELIEF」とは「REMIX=ミキシングし直す」という工夫と、「RELIEF=取り除く」という作業を意味しています。一つ一つの工程に工夫を付け加えながら余分なものは取り除く。結果、いい物が生まれるという思想が由来になっています。アメカジをベースにしていますが、復刻的アメカジではなく、ヨーロッパからみたアメリカを視点にアメカジを再構築、古き良き時代のアメリカを表現しています。

デニムシャツは本格的なヴィンテージの雰囲気漂う出来栄えのウエスタン型です。職人による手作業での丁寧な加工にクウォリティーの高さを感じます。タイト目なシルエットに程よい着丈感で、値段は張りますが存在感のある1枚に仕上がっています。

  • 25,000~30,000円
  • エスタンシャツ型
  • Mサイズで着丈72㎝