KASHIWAYA Writing Club

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スタジャンの定番・おすすめブランド 9選

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今回は「スタジャン」のブランドを紹介したいと思います。スタジャンとはスタジアムジャンパーの略で、日本だけで呼ばれる和製英語です。アメリカでは、ヴァーシティージャケット(Varsity Jacket)と言います。元々はスポーツ選手が防寒用にスタジアムで着るジャンパーを指しました。ボディ部分がメルトン生地で出来ていて、袖は革で出来ているのが定番です。さらに胸部分や袖、背中などに所属しているチーム名や大学名、戦歴などをワッペンや刺繍で装飾してあることが多く、その見た目はいかにもなアメカジです。ユニフォームの上から着る物であるため、基本的にはゆとりあるサイズ感で作られていますが、最近ではファッションアイテムとして人気が高く、タイトなシルエットの物も登場しています。

GB Sport(ジ―ビースポーツ)

1922年の創業したアメリカのブランド。カリフォルニアの自社工場で作られる製品は品質が高く、大きな魅力の1つです。上質なメルトンのボディに柔らかな牛革を使った袖、裏地のキルティングは袖先まで張られているため高い防寒性を備えています。国内有名ショップのオリジナルやドメスティックブランドのベースとしても広く使われていて、着れば着るほど味の出る上質なスタジアムジャケットはまさに一生ものといえるでしょう。

#60

このブランドで最もベーシックなモデル。そのシルエットはタイト過ぎずダボつき過ぎずの程よいサイズ感で、スタジャンというアイテムを着るにはベストだと思います。

  • 44,000~45,000円
  • 4色展開
  • アメリカ製

#89

ファラオジャケットタイプのモデルです。リブにラインを入れず、全パーツをブラックで仕上げており、非常にシックな仕上がりになっています。レザートリムのハンドポケットもお馴染みですが、両端の三角パッチがさりげないアクセントになり、シンプル過ぎない見た目です。着丈がやや短めに施されており、着やすい一着です。

  • 59,000~60,000円
  • 4色展開
  • アメリカ製

HOLLOWAY(ホロウェイ)

1946年に創業したスポーツウェアブランド。スタジアムジャケットやレタードカーディガン等を創業当時から作り続けています。実績とそのクオリティの割に古着市場では比較的手ごろな価格で手に入るということも魅力の1つです。定番のスタジアムジャケットの身頃には24ozのヘビーウェイトなウールメルトンを使用し、織り目が見えない程度まで起毛加工されています。袖部分に使用された厚みのあるレザーは、最初はごわつきますが着込むほどに体に馴染んでいきます。

  • 32,000~33,000円
  • カラーバリエーションが豊富(10色以上)
  • メキシコ製

SKOOKUM(スクーカム)

1939年にアメリカ・ワシントン州のセントラリア市において設立されたブランド。以来、上質なニットやジャケットを手掛けてきた歴史ある老舗メーカーです。 このブランド名は、インディアンの言葉で「究極の」や「他に類を見ない」という意味を持っています。この言葉通り、質の高い物作り姿勢にファンも少なくありません。毎年リリースするアワードジャンパーは至ってスタンダードなコーチジャケットやスタジャンと呼ばれるものですが、その肌で感じる物の良さは、数年経っても良さが変わらないウエアとして生き続けます。

ショップの別注を多くこなしており、スタジャンの型も数多く存在します。

Whites Ville(ホワイツビル)

1965年に創業した東洋エンタープライズ社が展開するブランド。ホワイツビルは、元々スポーツウエアやアンダーウエアを扱うメーカーで、1950年代にアメリカの大手百貨店が通信販売などでも扱っていたメーカーです。時代の波に飲まれ1960年代に消滅するも、東洋エンタープライズにより、頑丈な作りに限らず、素材・パーツに至るまで余す事無く受け継ぎ、デザインは独自の発想を元に現代に蘇らせています。

ここはワッペンが多く施され、サイズも大きめに作られている、一番スタジャンらしいスタジャンです。

  • 70,000~80,000円
  • 中国製

PHERROW'S(フェローズ)

「The Real McCoy's」を設立した3人のうちの1人である志村晶洋氏が1991年に設立したアメリカンカジュアルブランド。「レプリカ」という言葉が、世の中に定着しておらず、まだまだメジャーでは無かったその言葉を世に知らしめたという点でフェローズの功績は計り知れません。初期は、主にスウェットやフライトジャケットの復刻をするブランドでしたが、ウエスタン・ワーク系、ミリタリー系、モーター・サイクル系、サーフ系というように、テーマ別に数種類のブランドを展開する東洋テーラーのような形態をとっていました。近年ではそれらをまた「PHERROW'S」へと統合し、統一化したブランドの中で服作りを行っています。

スタジャンはほとんど毎年、デザインを変更しながら作られています。

  • 50,000~60,000円
  • 日本製

Jackman(ジャックマン)

1949年に創業した田邊莫大小(タナベメリヤス)製作所のたしかな物づくり技術とその精神を受け継ぎ誕生した、福井県のファクトリーブランド。8畳一間に横編み機3台という小さな設備で、野球用ストッキングを製造していたのが始まりです。そのためか、2011年のデビューシーズンは野球にちなんだアイテムが多く展開されていました。

以前までは特徴的なスタジャンを製作していましたが、最近は作らなくなってしまったようです。ですがここのブランドのコンセプトは「アメリカンスポーツフリークのワードローブ」なので、スタジャンはデザインを変更しながらほぼ毎年発売されています。

  • 30,000~35,000円
  • 日本製

MAJESTIC(マジェスティック

1950年代にアメリカのペンシルバニア州で創業したアメリカを代表するスポーツウェアブランド。ブランドを運営するメーカーの「<strong>Majestic</strong>&nbsp;Athletic社」はMLB全30球団のユニフォームを一手に手がけている会社として有名です。1982年からMLBのオンフィールドパートナーとなり、1984年にはMLB公式ユニフォームのサプライヤーとしての地位を固め、2005年に独占契約を結びました。ペンシルバニア州イーストンに、約1500人が勤務するユニホーム専門工場を構えています。

袖部分が切り替えになっているスタンダードなデザインのものは人工皮革とメルトン生地で作られています。総サテン生地のものも有名で、比較的リーズナブルな価格で購入するとこができます。

  • 総サテン3,000~5,000円、人工皮革×メルトン15,000~20,000円
  • 中国製

Champion(チャンピオン)

1919年アメリカはニューヨーク州ロチェスターで誕生したアメリカを代表するスポーツアパレルブランド。代名詞ともいえる「スウェットシャツ」は優れた運動性能と耐久性を誇り、米軍学校の訓練用のウェアにも採用されました。プロアスリート達にも認められたその品質は、やがてカジュアルウェアとしても人気になり、全幅の信頼を獲得してきました。洗濯による縮みを防ぐための使用である「リバースウィーブ」はとても有名です。

光沢のあるサテン生地を使用し、胴と腕で切り返しのないデザインです。左胸にはチャンピオンの定番ロゴが刺繍されています。裏地はトリコット起毛のため暖かく、多くの季節で活躍します。

  • 12,000~13,000円
  • 5色程度の展開
  • 中国製

United Athle(ユナイテッドアスレ)

1930年に創業した無地Tシャツなどを製造する愛知県名古屋市に拠点を置くアパレルブランド。全てのアイテムでプリント加工に対応しているため、他ブランドやユニフォーム用のアレンジも行っています。かつてはアメリカ軍の放出品を取り扱っていたこともあり、ミリタリーグッズに求められるタフさを習得し、さらには豊富なカラーやサイズ、伸びないタフなネックを実現し、極めてリーズナブルな価格も相まって、ここ数年で大きくシェアを伸ばしました。

ここのスタジャンは、中綿が入ったシンプルなデザインです。加工用のファスナーがあり、刺繍やプリントも自由自在に加工しやすくなっています。袖口のリブは、無地とライン入りの2種類あります。

  • 5,000~6,000円
  • 5色展開
  • 中国製