KASHIWAYA Writing Club

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レザージャケットの定番・おすすめブランド 8選

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夏が終わり肌寒くなってくると着たくなるのがレザーを使ったアウターです。基本的にはタイトに着るものなので、中に着込むことができず、真冬の寒さは厳しいと感じる方も多いと思います。また、黒や茶系が主なカラーなので春には重いというのも一般的な認識かと思います。そうなると秋から初冬くらいまでしか着れる期間はありませんが、レザーのアイテムはしっかりとした物を持つべきだと私は思います。かけたお金が顕著に外見に表れるアイテムです。

ご存じの通りですが、レザーの価格は上を見ればキリがありません。所謂ハイブランドと呼ばれるようなブランドの中には100万円をゆうに超えるレザージャケットもあります。ですが今回は有名どころとコストパフォーマンスに優れたブランドを中心に紹介したいと思います。

Schott
(ショット)

1913年にニューヨークのイーストブロードウェイで、レインコート屋として創業したブランド。レザージャケットを製造するブランドではおそらく一番有名だと思います。そのきっかけとなったショットの代表作は、星型のスタッズをエポレットに配したモデル「One Star」です。映画「ザ・ワイルド・ワン」で、マーロン・ブランドが着たと言われており、爆発的な人気となりました。その後もバイク乗りのみならず、ラモーンズシド・ビシャスを始め、多くのロックミュージシャンに支持され、時代を超えた永遠の定番として今なお多くの人々を魅了しています。

ここのジャケットは、タイトにスタイリッシュに着るのは難しいです。バイカーのためのライダースジャケットであるので、中に着こめるようアームホール・身幅ともに大きくとられています。それが逆にワイルドな見た目に繋がるとも思います。

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定番であり、ダブルライダースと言えばこれをイメージする人も多いでしょう。ウエスト部分についた大きなベルト、他の部分よりゴツいフロントジッパーなど、全て必要性・実用性から生まれたこのデザインが「アメリカ製」らしい格好よさを構築していると思います。同じ形で「118」というモデルも存在しますが、そちらはオイルドレザーで作られた物で光沢があり柔らかいです。

  • 110,000~120,000円
  • Mサイズで着丈60㎝
  • アメリカ製
  • ゆったりしたシルエット

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こちらも定番、スタンドカラータイプのシングルライダースです。飾り気のないシンプルなデザインが根強い人気を誇っています。内側にはパイル素材のライナーが付くので保温性を高めることができ、取り外し可能なため春先まで対応できます。また、脇下のベンチレーションが内側の温度を快適に保ちます。肩の後ろにはマチが付くので腕も動かし易く、裾の両サイドに付くバックルでウエストサイズも調節可能です。こちらにも「141」というオイルドレザーモデルがあります。

  • 110,000~120,000円
  • Mサイズで着丈65㎝
  • アメリカ製
  • ゆったりしたシルエット

VANSON
(バンソン)

1975年、マサチューセッツ州の首都ボストンで誕生したブランド。それまで名を馳せていたレザーブランドが低迷し、業界では暗黒の70年代とまで言われていた当時、ボストン大学経営学を学んだ当時22歳のマイケル・バン・デ・シングルスンが、彼の名を略した「Vanson Associates Inc」を設立。最新のテクノロジーを積極的に取り入れ、品質にとことんこだわったバンソンのレザーウエアは、地元ボストンのレースシーンを中心に徐々に需要を高めていきました。

B

最もベーシックで定番なモデル。スタンドカラーのシングルライダースで、フロントには3つのジップポケット、腰部分にはアジャストベルトのみというすっきりとした外観が特徴です。内側には取り外し可能なフリースライニングが付属ています。バイク乗車時における風の進入を防ぐため、着丈と袖丈は長めに、また走行時の空気抵抗を減らすため、シェイプされた細身のラインになっています。バイクレーシングウエアとしての機能性を追及したからこそ生まれたその洗練されたフォルムが魅力です。

  • 140,000~150,000円
  • Mサイズで着丈63㎝
  • アメリカ製(近年エルバドル製などに移行中)
  • ゆったりしたシルエット

 

C2

「C」というダブルライダースの着丈を2インチ短くしたモデルがこの「C2」です。日本ではCよりも広く知られている定番のダブルライダースです。3つのジップポケット、フラップ付きのシガレットポケット、真鍮バックルのウエストベルト、両肩のエポレットといったディテールもさることながら、艶やかなレザーと真鍮パーツが作り出すグラマラスな襟元が最大の魅力です。裏地はキルトライニングが施されており、冬場も活躍してくれます。

  • 130,000~140,000円
  • Mサイズで着丈59㎝
  • アメリカ製(近年エルバドル製などに移行中)
  • ゆったりしたシルエット

Lewis Leathers
(ルイスレザー)

1892年に創業したイギリスのライダースウェアブランド。創業した当初はレインコートや防寒具といった男性用のウェアを作っていました。その後、飛行機とバイクの登場によりフライトジャケットを手がけるようになります。そして1950年代になるとロッカーズというムーブメントが勃発し、それと共にルイスレザーもライダースを作るようになり、音楽とバイクを愛する者達から絶大な支持を得るようになりました。

上質な革を使いながらもタイトなシルエットに仕上げ、長く愛用できるブランドです。胸のロゴパッチがとても有名ですが、つけない状態の物をオーダーすることも可能です。他のブランドよりも袖丈が長いのが特徴です。

LIGHTNING

1960~1970年代にかけて生産されてきた人気モデルです。ショットやバンソンの出すダブルライダースが「アメジャン」と呼ばれるのに対して、この型は「ロンジャン」と呼ばれます。特徴としては、裾に対して垂直と水平に2個づつの合計4個のジップポケットが配されていることや、両サイドに前方に向かってダブルストラップのアジャスターが付けられていることが挙げられます。独創的で英国らしさの漂うデザインになっています。タイトフィットモデルが存在し、そちらの方が高い人気を誇っています。

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JAMES GROSE
(ジェームスグロース)

1876年にロンドンで創業した、自転車やオートバイ・車のパーツ・アクセサリー・衣料品を扱う小売店が始まりとなったブランド。1950年代には、スポーツ用品やアウトドア用品など取り扱い商品の幅を拡大し、ロンドン北西部に国内最大規模のスポーツ用品店を構えるなどイギリス市場での地位を確立しました。その後、不況の煽りを受けて1970年代に閉鎖しましたが、2015年に約40年ぶりにレザーウエアブランドとして復刻しました。クラシックなスタイルをディテールまで再現しつつ、細身なシルエットでモダンに仕上げたライダースジャケットを提案しています。

MANILA JACKET

身頃裾にウエストバンドが付いているタイプのダブルライダースジャケットです。腰部分はシェイプされていますが、着丈は短すぎない長さで設定されており、シンプルで非常に着やすいデザインになっています。裏地のワイン色は他のブランドにはない渋い色合いなのもポイントです。

  • 145,000~150,000円
  • イギリス製
  • Mサイズで着丈63㎝

AVIATION JACKET

シンプルな襟付きのシングルライダースです。フロントのポケットと腰部分にベルトがある以外は飾り要素のないデザインです。

  • 145,000~150,000円
  • イギリス製
  • Mサイズで着丈65㎝

[rakuten:bootsman:10011000:detail]

EMMETI
(エンメティ)

1975年にイタリア・フィレンツェ近郊の町ヴィンチで、毛皮を使ったファーコートとファージャケットの工房として創業したアウターブランド。レザーとファー、レザーと生地など、高級素材を巧みに組み合わせることによって、程よいラグジュアリー感を演出しています。また、人間の体を熟知したタイトすぎないスリムフィッティングも得意としています。

JURI

通年定番品となっているシングルライダースジャケットです。素材には最高級ラムナッパレザー(生後6ヶ月以内の仔羊革)を贅沢に使用しています。厚さは0.7mm程で、耐久性と柔らかさを兼ね備え、極上な触り心地を提供してくれます。

  • 130,000~140,000円
  • イタリア製
  • Mサイズ相当(46)で着丈55.5㎝

[rakuten:snow-rabbit:10006065:detail]

RAINBOW COUNTRY
(レインボーカントリー)

2004年に設立した、日本のレザーアイテムを中心に展開するブランド。 長年にわたり「The Real McCoy's」で革作りを経験した三好氏が「自分が着たいと思うものだけを作りたい」という思いで立ち上げました。 老舗の皮革問屋によって経営されていることに加え、優秀な縫製工場を複数持ち合わせているため、コストパフォーマンスに優れたアメカジ衣類を生産することができるのです。

A-2

1940年代におけるラフウエア社のA-2のパターン・素材等を徹底的に研究し、着心地の良いスタイリッシュな形に仕上げられています。素材には、フルアニリン仕上げのシボ感のあるホースハイドを使用。リブは1942年モデルのミックスリブ、ファスナーは1930年代のビンテージの型をもとにオリジナルで製作しています。

  • 195,000~200,000円
  • 日本製
  • Mサイズで着丈62.5㎝

[rakuten:americaya:10018024:detail]

Y'2 LEATHER
(ワイツーレザー)

1998年に設立した日本のレザーブランド。ライダースジャケット・カーコート・スポーツジャケット・ムートン・レザーパンツ・革小物などを企画・販売している総合レザーブランドです。代表の梁本奎澤氏はブランド設立以前から革業界に身を置いてきた革の生き字引的存在です。その経験から、扱う全ての革は問屋を通さずタンナーと直接取引きを行います。タンナーとタッグを組むことで、大半の革素材はワイツーレザーオリジナルとして誕生することになります。

SR-42 STEER OIL SINGLE RIDERS

襟付きのシンプルなシングルライダースジャケットです。アメリカ・テキサス州産の牛革を擦れや傷を染料で隠すことなく、ドラムダイトで自然に仕上げた水染めの革を使用しています。 日本発信の革で、厚みは1.2mm前後ですが、驚く程の柔らかさを持ち合わせており、柔らかく体に馴染むのも早いため、タウンユースには最適です。立ち襟タイプもあります。

  • 75,000~80,000円
  • 日本製
  • Mサイズ相当(38)で着丈64㎝

[rakuten:lahaina:10006807:detail]

EB-140 ECO HORSE 1st type Gジャン

珍しいGジャンタイプのレザージャケットです。厚さ2㎜を超えるホースハイドは、北欧産の選りすぐった原皮を使い、擦れや傷を隠すことなく自然に仕上げられています。時間とコストのかかるタンニン鞣しを施し、さらに特殊な薬品を使い、原皮から約25%ほど革が縮む事により厚みが増した素材です。着込む程に身体へと馴染み、独特の荒々しい経年変化を楽しめます。

  • 145,000~150,000円
  • 日本製
  • Mサイズ相当(38)で着丈62㎝

[rakuten:lua-shop:10001953:detail]

666 Leather Wear
(ロクロクロクレザーウェア)

1985年に誕生した日本のライダースウェアブランド。輸入品のライダース・ジャケットがフィットする日本人が少ないことに着目し、今日では常識のようになった日本人の体型に合うパターンを試行錯誤しながら開発してきました。長年に渡り、膨大な数のライダースジャケットを研究し続け、そこから習得した情報を生かし、体にフィットしながらもストレスを感じさせず、しかも現代のファッションと合うジャケットを実現しています。その一方で、品質管理や安定供給といった難問をクリアしながら、常に価格に見合う最高品質の革をセレクトして使用しています。

LJM-1TF

このブランドのファーストモデルである、「LJM-1」をよりタイトに仕上げたモデル。上襟・下襟ともに小さめに仕立て、ダブルのライダース特有の重厚感を和らげられています。また、持ち出し幅(ジップを閉めた時、重なり合う部分)を狭く仕上げてあり、前を開けて着用した際に、シングルジャケットに近い感覚で着用できます。

[rakuten:bootsman:10011791:detail]

LJM-9TF

センタージップモデルの中で最も人気の高いモデル、「LJM-9」のタイトフィット版です。シンプルながらも前後のヨーク切替えがデザインとしてアクセントになり、気軽に着用できるかと思います。スリムなシルエットを保ちつつもフィットの良さを実現するために裏地から中綿キルティング加工をなくしています。襟付きのためコーディネートしやすく、着回しのきくアイテムです。

[rakuten:bootsman:10011787:detail]